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佐賀玉屋 梶原喜臣さん
2009年06月30日
(株)佐賀玉屋
販売促進室・室長
梶原 喜臣さん
本当に価値のあるモノは、
人と人のつながりから生まれる"満足感"。
"百貨"とは、「百種類の商品を扱う」という意が語源だ。そして"百貨店"とは、大きな面積の店舗を持ち、多種類の商品を取り扱う店のことである。1852年、フランスで生まれた通称"デパート"。
昨今では、大型ディスカウントストア、チェーン形態のスーパー、ショッピングモールなどの出現により、その定義が一般的には曖昧になっているのは否めない。しかし、百貨店が百貨店であり続けられるのはなぜか―?
「佐賀玉屋」は佐賀県唯一の百貨店であり、佐賀市の中央部に位置し、その歴史は昭和5年(1930年)まで遡る。佐賀に住まう人ならば、誰しもが思い出のひとつは持っているであろう存在だ。「さがファン」が開店して5年。初めて、玉屋さんのドアが大きく開く。
Q・「さがファン」開店当初からショップを出されていますが、お話をお聞きするのは初めてです。この5年、ネットショッピングの反響はいかがでしたか?
A・実のところ、あまり力を入れてなかったんですよ。反響はぼちぼち、といったところで、ネットショップに本格的に力を入れる専門部署がなかったので、この5年間、いろいろトライはしましたが、中途半端で頓挫していたのが事実でした。しかし時流も変化し、何よりも、新社長が就任して社の方針が変わったのが、この7月から改めてネットショッピングに取り組む大きな理由です。
Q・「佐賀玉屋」さんは自社のホームページで、ネットショッピングをされずに「さがファン」に一任されていらっしゃいますよね。とても光栄なことですが、それは何故ですか?
A・この7月から自社HPを一新し、そしてネットショッピングも大きく変わります。インターネットの力の大きさと影響力に気付いたゆえのことなのですが、効率の面も考え、ネットショップは自社で行わず、「さがファン」で一括することにしました。自社HPからさがファンに入ることができますし、さがファンから自社HPに入ることもできる…その相互効率性の可能性と利点から、取扱い商品も17件から370件に増やすことにしたんです。
Q・お中元のページで佐賀特産の品が370件!と。
今までの17件の厳選商品は誰がどのようにピックアップしていたのですか?
A・百貨店ですから、実際のお店にはかなりの商品が並んでいます。もちろん、今までのページに載せていた17件の商品は「百貨店・玉屋が選んだ厳選の味」となるわけですが、先ほども述べました通り、ネットショップに力を注げない環境にあったので、年間を通して安定して供給できる、売れ筋の商品を載せていました。中でも「中山牧場の本生ハンバーグ」はヒット商品です。しかし、ネットショップに本格的に力を注げる環境となり、百貨店の強みである商品力、数を増やす、ということをお中元の時期にチャレンジしてみよう!となった次第なんです。
Q・数多くの商品はもちろん、「佐賀玉屋」というブランド名は県内外問わず、かなり強いと思うのですが、そちらを念頭にネット改革をする、というわけですね。
A・新時代到来、と言ってもいいぐらいですね!やはり私自身も、パソコンをあまり触る機会がありませんでしたし、ネットの力を感じてはいませんでした。
しかし、創業約90年「佐賀玉屋」の基盤である、"地域の人と人のつながり"…を改めて考えてみると、地元から離れた、全国の佐賀出身の人とのつながり、というものも大切にしていかなければ、と思ったんです。全国のさがファンさんたちが、「佐賀玉屋」と聞いて、「ああ、懐かしいな」と「あんな思い出があるな」と再び、玉屋と、佐賀とつながってくれたら、と…。
Q・お中元のページは、すべて佐賀県産の商品を取り扱われるとのことですが…お米、お酒、お漬け物…いろいろありますね!
A・"ふるさとの味"がいっぱいですよ。元々、地元の人たちの生活のお役に立つために存在する「佐賀玉屋」ですから、その一環としてお中元という"ギフト"はとても重要だと考えています。佐賀から離れていても、ふるさとの味を楽しんでいただき、佐賀の良さを全国のみなさまにぜひ、感じていただきたいですね。
Q・このご時世、よく言われることですが…ここ近年、大型ショッピングモールが激増しました。
佐賀唯一の百貨店として、その"違い"というものは何だと思われますか?
A・やはり…"人と人のつながり"と思いますね。私どもは、「親切・丁寧・正直」、この3つをずっと心がけています。
人として、接客販売をする上で、お客様が望まれるものを正しい情報を、丁寧なアドバイスとお客様の立場に立った親切な対応でご提供させていただいています。社員も専門分野において、資格を持った者もいるプロのアドバイザーです。モノを売るだけではないんですよ。ショッピングモールは快適な広さ、手ごろな価格に商品量の多さ、という特長はありますが、それに対し、百貨店である「佐賀玉屋」の特長は"人情"とでもいえましょうか。富に、人間関係が希薄になっている現在、人と人をつなぐ"ギフト=贈り物"は、とても価値のあるものだと思っていますし、そちらをお手伝いできることは、私どもの使命でもあると思いますよ。
Q・このご時世、すべてにおいて本質や、価値性が問われていますよね。
百貨店の価値とは、いろいろある中で、"人と人のつながり"はとても大きなものだと…?
A・人それぞれ、"価値"という考えは違いますが、よく"お得感"という言葉が使われますよね。その得、というものが、安さであったり、ポイントが多くつく、というものであったりすると思います。しかしながら、百貨店では細部にまでこだわった、どんな方にでも合う厳選した生活用品を揃えているので、"お得感"は"使ってからわかるもの"と考えています。目先の利得に惑わされない、お客様個人に見合ったモノを、安定した接客で対応させていただき、安心して購入していただく―。こういった人と人のつながりがあってからこそ、90年ものれんを掲げることができていると思っています。
Q・その間から"信頼"という人同士しか築けないものが生まれる、というわけですね。
A・もう、絶対にお客様は裏切れないですよ!というより、お客様に裏切られないようにしないと(笑)。お客様の様々な期待感に対し、満足感をお返しできないと、ですね。ネットショッピングにおいても、その姿勢は変わりません。ですので、すぐに結果や答えが出るものとは思っていません。新しい試みですから、今までお付き合いのあるお客様はもちろん、業者さん、メーカーさんも、「佐賀玉屋」を通して、お互い成長していきたいと願ってるんですよ。
Q・素晴らしいですね!今後の展開、希望を教えてください。
A・変化への対応ですね。この時代でのキーワードはやはり、スピードです。
流行をキャッチする力、売れ筋の把握、クレーム対応の素早さ。そして、商品の充実のためのバイヤーの強化、商品を掘り下げて本当の良さを伝える広告の展開。佐賀玉屋ブランドオリジナルの商品のご提案…今夏のお中元では、佐賀のお酒の小瓶3本と、佐賀県産のおつまみが選べるふろしき包みの「肥前ほろよい小箱」は個人的にもお薦めですね。ふろしきは社員が手作業で一つひとつ包んでいるんですよ。佐賀県唯一の百貨店としてこれらに誠実に対応していきたいと意気込んでいます。
Q・お話をお伺いしていると、ワクワクしてきました!
最後にメッセージをお願いします。
A・ぜひ、ネット上でゆっくりお買い物を楽しんでいただけたら、と思っています。お中元だけではなく、今後も「佐賀玉屋のネットショップ」=「さがファン」で、年間を通して好評の商品を増やしていくつもりです。
全国のどこにいても、ふるさと・佐賀とつながっていける本格的なネットショップづくりを目指していきますので、お好きなときにページをご覧になってくださいね!
投稿者 さがファン : 2009年06月30日 14:09
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