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熊本・大津金時 うまいもちゃん 本田修一さん

 2008年09月29日

代表 本田 修一さん
本田フレッシュ
産直センター
代表
本田 修一さん

お芋は“生きている”必須の穀物。
阿蘇から世界へ―可能性は無限大!

 どの時代にも欠かせない“芋”。戦時中は主食でもあり、お酒の源料にも必要不可欠、家庭のキッチンには必ずといっていいほど常備され、多種な料理法に、焼き芋などのシンプルなおやつ…そう、欠かせないというより、どんな人にも愛されるのが芋ではなかろうか。  今回は「さがファン」初、野菜類・穀物を扱うショップの源へ、足を伸ばした。熊本県・阿蘇のふもと、大津町。初の県外ショップ、初のインタビューである。芋というシンプルで、かつ“食の基本”となる穀物を、新しいカタチで勢いを持って日本国中に発信しているという、「本田フレッシュ産直センター」。私たちにとって身近なお芋に、どれだけの魅力と今後の可能性や期待が望めるのか、はるばる電車と車を乗り継いで店主の本田さんにお会いしてきた。


Q・「さがファン」だけど熊本…しかも、初の野菜類・穀物を扱うショップの登場です。「さがファン」でネット販売をしようと思ったきっかけは?
A・ネット販売はずっとしたいと思ってたんですね。市場に卸したり、各地で直売が主でした。地元・大津町の商工会でホームページは作っていたんですが、販売までいたらず、反響もなく…そんな時に古くからの付き合いである、「さがファン」の担当者さんが話を持ち込んでくれたんです。「これならやれる!」とワクワクしましたね。だから、佐賀と全く無関係ってわけでもないんですよ。佐賀の旧友のおかげで目標が実現したんですから!

Q・「本田フレッシュ産直センター」さんの歴史を教えてください。
A・私は8年前まで普通のサラリーマンだったんですよ。祖父の代から約50年。当時はアルコール用の源料となる、白い芋の栽培が主でした。それが、今市場に出回っている紅色の食用芋の栽培に切り替えたのが約25年前ぐらいですね。現在、東京ドーム2個分の敷地(約1万2000坪)に食用芋の栽培を行っていますが、業務は市場卸、産地直送の直売オンリーでした。「もっと、うちの芋をいろんな人に届けられないか?」の思いのもと、3代目になることを決意して、本格的に他方面へのアプローチに取り組み始めたんです。

Q・東京ドーム2個分!阿蘇のすそ野、大津町は芋の栽培に適している土地なんですか?
A・芋は土と密接な関係があります。大津の土は阿蘇山の黒い火山灰土で、水はけが良く、やせている土。田んぼは水を貯められる土壌じゃないと稲が育ちませんが、畑は水を貯める能力はありません。火山灰土は水が少なくとも、日照りに強く最も芋栽培に適した土壌ですね。昔から、この大津町は芋によって、人々の食が支えられてきたんですよ。

Q・お芋の商品名は「うまいもちゃん」ですが、ネットやカタログの説明表記に"からいも"とあるのはなぜですか?
A・昔から、大津町では「甘藷」のことを「からいも」と呼んでいました。「さつまいも」が一般的な俗称ですが、その流れですね。たまに、お客さんから「からいもって辛いいものことじゃないの?」なんて質問を受けますが…(笑)。品種は「大津金時」というものです。金時は全国どこにもある品種で元の苗は一緒ですが、大津で作られているので「大津金時」。「うまいもちゃん」と名前を付けたのは、他全国の甘藷と差別化をはかるためです。4年前に商標登録をしました。命名はうちの娘なんですよ。「大津金時」として売り出すよりも「うまいもちゃん」の方が親しみがあり、インパクトがあっていいでしょう?今、地元では「本田さんのところの芋=うまいもちゃん」で通るようになりました。名前を変えてから認知度がグンと上がりましたね!

Q・本田さんが3代目になり、「うまいもちゃん」の広がりはどのように変わりましたか?
A・私が携わってきて、思ったことは一農家もやはり時流に乗らなければならない、ということでした。芋農家もたくさんあり、言い換えればライバルもいっぱい。そのためにはどんどん、うちの芋が市場に出回れる土台を作っていかなければ、と。まず、着手したのは全国各地の郵便局にある、各産地の名産を並べた贈答用のカタログですね。どんなに品質が良くても、芋だけパックに詰めても人々の食指は動かない…そこで、地元大津町の名産、すいかやメロンをパックにしたギフトセットや、記念日用にカードや花をセットにしたもの…いろいろ企画を練り、郵便局に売り込みました。おかげさまで巧を奏し、贈答シーズンには全国から注文が、ひっきりなしに来るようになったんですよ。でも、毎回同じセットではあきられるので、日々、企画が頭の中を廻ってるんです(笑)。

Q・「さがファン」もその一環ですね。反響はいかがですか?
A・じわじわときていますね。今のところ、「うまいもちゃん」家庭用贈答用業務用の商品を出していますが、芋は保存環境もあって1年中供給できるのですが、他の青果は旬モノですので、ネットで販売できる時期が限られてくるんです。なので、ギフトセットがパソコンの画面上に登場するのは、時期限定になってしまうんですが、そこをどうにかしたい、もっと、芋を身近に感じてもらい、楽しく食べていただける方法はないか、とやっぱり日々、企画が頭の中をぐるぐる(笑)。今は、電子レンジでチンするだけで、焼き立ての芋がいただける、「真空パックうまいもちゃん」をテストしているんですよ。それを、来年のバレンタインデーのギフトに使えないかな、と日々考えあぐねています。

Q・「うまいもちゃんギフト」は、洗練されている、というより温かみを感じますよ。本田さんも、よく顔を出していらっしゃるし、親しみも感じます。
A・これが狙い、ってわけじゃないんですけどね(笑)。やはり、生産者の顔が見えた方が買っていただく方も安心だと思いますし、あと、ギフト用のカードや、シールなどは業者に頼まないで、全部自宅で手作りしているんですよ!この手作り感も好評のようで嬉しい限りです。それもこれも、パソコンおんちの私に親身になって指導してくれた、「さがファン」担当の旧友のおかげです。いつも新しい世界を教えてくれて、本当にありがたいです。

Q・そもそも、お芋はなぜ1年中供給できるんですか?お芋に旬ってあるんですか?
A・お米と一緒、と思ってもらえればわかりやすいですね。お芋は厳密的に「野菜」ではなく「穀物」なんです。他の葉モノの野菜は、何回も植え、収穫できますが、芋の場合は一回勝負なんですよ。苗を4月半ば~6月半ばに植え付け、収穫は7月末~11月いっぱいで終わらせます。もし、そこで台風など自然条件が悪かったら、本当にやり返しのきかない世界なので、一発アウトですよ。次は来年まで待たなければならない…。お米もそうでしょう?だから、普通の野菜みたいに"旬"というものはなくて、あえて美味しい季節といえば、堀り上げてから約1ヶ月ぐらい寝かした12月~ごろでしょうか。甘みが増し、冬に焼き芋なんて最高ですね。堀り上げた後は、防空壕のようになっている自然の貯蔵庫に保管し、土の中の温度と同じ13℃ぐらいの環境を保っています。だから、質も1年通して変わりませんし、いつでも調整出荷ができるんです。しかし、収穫は一年に一度だけですから、出来高が違うと次年度まで引っ張ってしまうのが怖いところ。失敗は決して許されないんです。だから毎回植え付けの時期になると、1年生のような気持ちになりますね!

Q・だから1年中美味しくいただけ、かつ、値段も変動しないんですね!先日、テレビに出られた後はすごい反響だったとか…。
A・1日中、電話が鳴りっぱなしでしたね!もう追いつかないぐらい。テレビの威力はすごいですね。放映後、1週間は電話の対応に大わらわでした。同時にいろんなホームページで取り上げられるようになり、本当に大反響でした。素直に、「楽しい、潤っているな~!」と実感しましたよ。でも、目下の課題はやっぱり、先ほども述べましたが芋栽培は一発勝負なので、需要があっても供給が追いつかない場合も生じることです。そのためには、もっと畑の面積を増やしたい、という思いもありますが、今でも朝から晩までフル活動なので、労力や人手の問題もあるので、どう解決していこうか、と考えています。

Q・今年の春、苗も販売されていますよね。新しい試みだと思いますが、反響のほどは?
A・何千本もお申込みが来ましたよ!ちょっとの土地があれば、芋は家庭菜園もできますし、いずれはプランターなどでも、芋栽培ができればいいな、と思っています。苗にプランターに土、肥料等をセットにした、「生育セット」なんかも作れないかな、と。作り方はホームページや、メール、電話で対応できますし…夢は広がりますね。

Q・可能性がたくさんありますね!今後の夢、展開予定を教えてください。
A・「うまいもちゃんオーナー」を来年ぜひ、実現したいですね。これはずっと前からの夢なんですが。お米の「棚田オーナー」と同じです。うちの畑で苗つけをしてもらい、管理はこちらで行って、その都度オーナーさんにネットを使って、生育状況を通信して…。芋って土に埋まっているから、何が土の中で起きているかわからないんですよ。堀り上げるまでが楽しみで、それが面白い。自然環境が影響するので、必ずしも記録通りに理想の芋ができるとも限らない。芋堀り体験もできるし、都会の方のレジャーやオアシスにもなる…ぜひやりたいですね!また、芋は戦時中や食料危機の時に、一番役に立つ穀物です。いっぱい「うまいもちゃん」を作って、食糧難の世界の国々へ送りたい…そんな大きな大きな夢も持っています。

Q・今後が楽しみですね!最後に「うまいもちゃん」の魅力のPRをお願いします。
A・「うまいもちゃん」は美しい紅色の皮の中身は鮮やかな黄色の肉質がたっぷり。焼き芋にすると、フワッと焼き上がりますよ。甘みが強いのが特徴です。芋って、生きているんですよ。家に置いておくといつのまにか芽が出て、葉が伸びてしまったっていう経験がありませんか?ビニール袋に入れっぱなしだと、湯気が立ち込めます。生命力がすごく強いんですね。生きたものをいただくのだから、それは美味しいに決まってます。だから、家での保存には気をつけてくださいね。低温に弱いので、冷蔵庫はダメです。日当たりが強いところもダメです。室内の暗い場所に保管をしてください。もし、室内が5℃を下回ったら、毛布をかけてあげてくださいね。夏場は暑くて、すぐに芽が出てしまうので早めにいただいてください。焼き芋、いも天、じゃがいもの代わりに自然な甘みがついたポテトサラダ、お味噌汁、カレー、シチュー、ポテトチップ…と調味料いらずで、美味しい料理がたくさん作れる、甘藷=金時=からいも"うまいもちゃん"をぜひ、お試しください!


畑
東京ドーム2個分、約1万2000坪という広大な敷地に「うまいもちゃん」がどっさり。ここから、全国に美味しさが発信されていく

仕分け作業
事務所では、芋の出来具合によって、「家庭用」「贈答用」「業務用」と仕分け作業が毎日コツコツと行われている

いも
美しい紅色の「うまいもちゃん」。産直なので、価格が市場よりもかなり安いのに驚く。夏には中身も紫色の「パープルスイートロード・うまいもちゃん」も販売開始。お菓子作りに最適だ

>> 本田フレッシュ産直センターの商品はこちらからご購入いただけます。

投稿者 さがファン : 2008年09月29日 16:15

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 コメント

当選したみたいですが、まだコーヒーが送られてきません。
ペンネームは、osusiですが。メールも来ました。

投稿者 春日井佐津喜 : 2008年10月01日 09:24

当選しましたが、まだ、コーヒーが送られてきません。ペンネームは、osusiです。

投稿者 春日井佐津喜 : 2008年10月01日 09:28

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