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東脊振ショッピングセンター協同組合マルシェ 理事事務局長 木村 英喜さん

 2007年11月26日

東脊振ショッピングセンター協同組合マルシェ 理事事務局長 木村 英喜さん
東脊振ショッピングセンター協同組合マルシェ
理事事務局長
木村 英喜さん

地道な継続の力が"信頼"として花開く―。
お客様一人ひとりを大事にする信念は変わりません。

 「さがファン」オープンから約2年半。開店当初から好調な売れ行きを維持し続け、お客様からの信頼も厚い「肉の味好」さん。お客様のことだけを考えた、徹底した誠実な姿勢、1日も休まない「黒毛和牛怪人のブログ」など、まさに"さがファンの顔"として地位を確立している同店におもむくのは4回目。
近々では、牛肉ブランド偽装問題などが勃発、牛肉業界には大打撃が与えられている中、影響はいかがなものだろうか…?スタッフ内から"事務長"と呼ばれ親しまれている、木村さんに再び会いに神埼郡に足を運んだ。


Q・3回目のインタビューですね。最近のお店、ネットでの傾向はいかがですか?
A・おかげさまで、特定のファンが固定しましたね。お中元、お歳暮はほとんどリピーターで、それ以外は初めてのお客様が多いのですが、1度ご注文いただくとリピーターになっていただけるのは大変嬉しいことです。リピーターの方とはメールのやりとりもすることもあって、「いつもと同じものを同じ場所に送って」と一言だけのツーカーな関係にあるお客様もいらっしゃるんですよ。また、前回から変わっていっているのは、大型取引が多い傾向にあることです。パーティーを良く開かれる千葉のお客様、ゴルフコンペの賞品に使われる茨城のお客様…。着々と信頼度を築いている最中といったところですね。


Q・最近、佐賀産和牛を但馬牛ブランドに偽装した「船場吉兆」の事件が大きく取り上げられましたが…。
A・商売人として目先の欲に走ったなあ、と思いますね。こんなことされたら、消費者は対抗する術がないですよね。業界全体でも信用度はグッと落ちましたし、私は一同業者としても、一消費者としても、この件は恥ずべきことだと思っています。


Q・「肉の味好」さんは、あえてブランドにこだわらず、美味しい佐賀産和牛を安価でお客様に提供したい、というのが信念ですよね。味好さんの目は常に消費者に向けられていますが、それを対特別層である「ブランド」という売り方にどう思われますか?
A・ブランドというものは、信頼が元に成り立っているものです。それが、あの事件で崩れてしまったのは、その信頼を失墜させることになるということですよね。私共はブランドを売るという気持ちは一切ありません。
その信念を貫いているので、この事件によってあまり大きな影響は受けてないですね。


Q・味好さんにとって、お肉に「ブランド」をつけることはどう思われますか?
A・生産者としては、売り方が楽だというメリットはあるでしょうね。でもたどり着くところがブランドではなく、ブランドはきっかけに過ぎないと思っています。肉は日常でいただくもの。ブランドは知名度を上げる等の付加価値なので、それがすべてではないと思いますよ。私共としては、牛をセリで買い付けし、中間マージンを省き、消費者の方に安く美味しいものを届け続けてきました。日ごろ、食べているものを付加価値をとっぱらって安価で売るのが、私共の使命です。"ブランド売り"とは別の道をずっと歩いていると思っていますし、もちろん着地点である目的も違ってきます。"一般の消費者が本当に求めているものは何か?"―その信念は揺るぎません。


Q・今の時世、ネットショッピングをする方は多いと思いますが、こういう事件や他の事件が頻発する中、ネットで食べ物を買うなんて…という不安な方も出てくると思いますが、それに対し何か対策はありますか?
A・"安心して食べていただく"のが一番の目的なので、今まで通り培った信頼を維持し続けることですね。
確かに、今回の事件は牛肉業界にとって大打撃でした。しかし、それをあえて警告、転機ととらえ、私共の地道なやり方を見直してもらうチャンスとも思っています。具体的には牛の識別番号がついた証明書を共に発送したり、という以前からやっていること以外に何かしようとは考えていません。こつこつと信頼を積み上げる、のみです。


Q・お肉についての信頼はどこで取り戻すべきでしょうか?この事件で肉離れは少なからずあると思うのですが…?
A・まず、肉は食べてもらわなくてはわからないですよね。でも、この事件でその最初のアプローチである"食べる"というハードルが高くなったといっても過言ではないことをやはり実感しています。いかに、お客様に食べてもらえるか―これが、本当の肉業界への信頼回復にかかってくると思いますね。建て直しは非常に難しいと思います。1度失った信頼を取り戻すのはとても難しいですからね。私共にはさほど影響はないのですが、業界全体を見ると、美味しい肉を食べてもらうきっかけをどう作るのかが鍵になってくるでしょうね。
宣伝の仕方にひと工夫入れなくては、と思います。例えば、宮崎の東国原知事のように、自ら地鶏を街頭でアピールする等、和牛もそれぐらいの宣伝が必要だと思います。


Q・信頼…難しいですね。しかし、信頼をガッツリつかんでいる味好さんの魅力のひとつに毎日更新の「黒毛和牛怪人のブログ」があると思いますよ。
A・もう750回は超えてますかね~。確かにこれも信頼を築くツールの一つとは思っています。半ば、強迫観念でやってます(笑)。顔が見えない分、私を信頼してもらいたい、店を信頼してもらいたいという思いで、何でもいいので毎日発信しようと。"継続は力なり"ですからね。ブログについては、さがファンの他店の方にもお薦めしたいですよ。大変ですが、毎日続けることで効果は必ずありますから!


Q・さすがですね!それでは、その信念を元に今後の展開を教えてください。
A・今後は、業者間の取引にも重きを置いていきたいですね。料理屋さんや居酒屋さんなど。実際に「さがファン」で肥前さくらポークをお買い上げいただいた方は居酒屋を経営なさっていて、それからずっとお付き合いさせていただいています。また、携帯から手軽にショッピングができるような方向を考えています。


Q・ますます、味好さんの真摯な姿勢に脱帽です。味好さんファン、お肉ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
A・私共はお客様一人ひとりを大事にしていく想いのもと、日々頑張っています。人間の日常生活は変わりないものですからね。今後は少しづつ、形態を変えながら、信念は変わらず、目の前を見るのではなく、少し先を見ながらやっていくつもりです。まだ、私共のお肉を召し上がっていない方は、ぜひ1度試してください。
そして、肉の美味しさの規準をご自身で持っていただきたいです。そこから全てが始まっていくと思っています。


マルシェ売り場
ズラリとならぶお肉。朝10:00開店から、夜9:00閉店まで、お客様のことを考え商品が途切れないようにしている。


マルシェ売り場2
売り場は指定農家の写真が並び、肉の顔が見えるように。さがファンの「肉の味好」ネット上でも、指定農家の名前を出している。


マルシェ牛肉アップ
実際、お肉をいただいたが口の中ですぐに、トロッととろける柔らかさに感動!!しかも、値段が安価なので、ファンが多いのも納得だ。


マルシェ加工場
売り場から見えるように、加工場が裏手にある。


マルシェ肉パックづめ
加工場では肉のカット、パック詰めと大忙し。


マルシェ肉カット
鮮やかな手つきで、肉をカットしていく姿に釘づけに。


マルシェ外観
東脊振の顔、ショッピングセンター『マルシェ』。ここから、美味しい佐賀和牛が全国発信されていくのだ。


牛肉証明書
これがお肉と一緒に送る「牛肉証明書」。生産者の名前や写真、牛の出生データなどが記され、信頼の元となっている。


ハンバーグ
以前から開発に挑んでいたハンバーグも、こんな安価でズラリ。肉質は柔らかめで合挽きでもトロリ。煮込みハンバーグに最適!

>> 肉の味好の商品はこちらからご購入いただけます。

投稿者 さがファン : 2007年11月26日 09:04

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