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理研農産化工株式会社 牛島治義さん
2006年12月28日

理研農産化工株式会社
取締役製粉事業部長 牛島治義さん
今年は90周年!“佐賀ブランド”を全国に、そして世界に発信していきます!!
天ぷらの入った皿を持った、コックの格好をした外国人らしき男性がニコッと笑っている…そんな巨大看板を見たことがないだろうか?工場にはもちろん、佐賀駅前、福岡の天神、赤坂、平尾…でも巨大外国人コックは微笑んでいる…。そんなインパクトのある看板を作ったのは、今年90周年を迎える理研農産化工株式会社。製粉、製油、配合肥料工場として、業界では老舗の会社だ。ほとんどの製品が業務用対象になっている理研さんが「さがファン」に出店…!?しかもうどんを販売!?その意図は如何?さっそく尋ねてみた。
Q・理研さんといえば、小麦粉に油というイメージが強いのですが、本来は何屋だったんですか?
A・90年前の設立当初は、お米の卸と精米工場をやっていたんですよ。製油も米ぬか油などありましたのでやっていました。そして、戦後、小麦を使った製品が急激に増えはじめたんですね。これはパン食の影響があります。外国からパン用の小麦が輸入されたりして、製粉業を始めたんです。今現在は、製粉、製油、配合肥料の3本柱でやっています。
Q・以前はほとんどが業務用として製品が流通していましたよね。「さがファン」のページを開くと、「佐賀麦うどん」がトップに出てきますが、家庭用向けに商品を作るようになったのはいつごろですか?
A・実はここ2~3年なんですよ。主におこのみ焼き粉、ホットケーキ、天ぷら粉などがあります。そして今、前面に押し出している「佐賀麦うどん」。これは一昨年前、95年の夏にできあがりました。
Q・「佐賀麦うどん」を作られた理由を教えてください。
A・佐賀は小麦の生産で全国でも有数な土地(北海道に次いで2位)なのに、外に知られていないんですね。そこで、製粉業である我々が、なんとか佐賀産の小麦を使って商品を作れないか、というところから始まったんです。
Q・佐賀産小麦で作ったうどんはどんな特徴があるんでしょうか?
A・ニシノカオリとチクゴイズミという2種類を使っているんですが、どちらもうどんにはとても適しているんですね。半年ほど試作段階をふみましたが、味わいはのどごしが良く、キュッと歯切れも良く、もちもち感があります。ただ、普通のうどんと比べてコストがかかるのも特徴でして…「さがファン」ではギフト商品として出しています。
Q・では、「さがファン」に出店したのも「佐賀麦うどん」の認知度を広めるために…?
A・その通りです。今では商品を買う方法も多様化していますよね。「佐賀麦うどん」をアピールするには、スーパーに置いておくだけじゃ人々に知られない、と思ったんですよ。ネットやいろんな手段を通じて、全国へ発信していきたいと思っているんですが、実は今、世界に発信している真っ最中なんですよ。
Q・「佐賀麦うどん」が、世界に発信中?ですか…?
A・JETRO(ジェトロ:日本貿易振興機構)が主催で、日本食の普及を1年間かけて行っていく活動があるのですが、そのために全国から自慢の食の商品を募集していたんです。そこに佐賀麦うどんをエントリーしましたら、なんと採用されまして、九州からたった1商品ですよ!これから欧米各地を他の商品と一緒にフェアとしてスーパーなどを回っていき、試食会などが行われるそうです。
Q・それはすごいですね!逆輸入の可能性もあるかもしれませんよ。また、「さがファン」で売っているオイルですが、こちらはヘルシーというイメージがありますね。
A・それは原料に亜麻仁(あまに)という植物を使っているからです。亜麻仁は血流を促す作用のあるα-リノレン酸が約50%も豊富に含まれているんです。この亜麻仁、昔の日本では番傘の油としても使われていたんですよ。あとは大豆やなたね、ゴマ…と皆、原料が植物なのでヘルシーなイメージがあるんでしょうね。
Q・いよいよ今年90周年ですが、何かサプライズはあるのでしょうか?
A・90周年事業やキャンペーンをやる予定です。毎月何かしらやろうと計画しています。実は、製粉と製油を一緒にやっている工場は日本で2つしかないんですよ。そして、「佐賀麦うどん」…これだけ大きな老舗の会社が地元の麦を使って製品開発、販売することについてよく珍しがられます。それもこれも佐賀をアピールしたいがためです。今年は“佐賀ブランド”を全国に、そして世界に発信していきますよ!!
Q・「さがファン」をご覧の方々にメッセージをお願いします。
A・今年は、佐賀麦うどんの種類をもっと増やしていく予定です。できれば佐賀の素材を使ったものでカレーうどんセットとか…何かないかな(笑)。とにかく、おいしいものを作りますので楽しみにしててくださいね。

佐賀本社工場では製粉、製油、配合肥料を。福岡の箱崎工場では、毎日家庭用オイルが5万本も作られている。

まだ数は少ないが、家庭用商品もスーパーなどに陳列されるようになった。

本社工場にバーンと掲げられた、おなじみの巨大看板。インパクトは抜群だ。
