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魚屋 けん坊(福岡市早良区西新)
2006年06月30日
幻の魚が!エビが!貝類が−!!
“お魚伝導師”が本物の魚を伝授。
佐賀・伊万里湾の福島で捕れる"幻"のエビがあるって知っていましたか?それも1匹100gの大きさ!一般のフランクフルトサイズに匹敵する車エビ。それをお刺身か、豪快にまるごと塩茹でか、塩焼きでガブッといただいちゃうのです。想像するだけで喉が鳴る、高級かつ稀少な素材。仕入れの具合により一匹約1,500円前後でいただけるそうですよ。天候に非常に左右され、市場に入らない可能性が高く、出合えたら即食い!という、幻の伊万里湾エビを待っていたのですが、取材は梅雨真っ只中にぶつかり、結局出合えずじまい…う〜ん、残念。
大将・外尾憲一郎さんの名刺の肩書きには「お魚伝導師」の文字が躍ります。福岡の副都心でもあり、穴場地区でもある地元・西新に店を開いて2年半強。「魚は自然のもの。同じ魚でも産地、時期、捕り方によって味は全然違います。一番美味しい状態の魚=本物の魚を食べていただきたい」。九州は新鮮で美味しい魚が食べられると全国的にも有名な地域。その中でも突き詰めたいと、外尾さんは板前として活躍の後、自身のお店をオープンする前に約2年間、漁師に弟子入りをして魚が何たるかを学んだといいます。「一匹捕るのも漁師にとって生活がかかっているし、まさに命がけ。天然の魚の価値と本当の美味しさを、お客様に伝えていくのが使命と思っています」と“伝導師”。
店には、本当の魚好きが集まります。口コミでじわじわと広がり、本当の魚の味を知っているリピーターも多く、もちろん、魚初心者でも全然OK。前述の伊万里・福島産“幻”の車エビも「今日は入ってきとる?」というファンの確認電話もあるそう。6月から解禁となったエビ漁。「一度、食べてみらんとその魅力はわからんですよ。伊万里湾の底は潟(がた)で泥になっていて、プランクトンも豊富で豊穣な海。捕れるものも素晴らしい」。
“美味しいものを美味しい時期に−”をモットーに、仕入れに目を光らす外尾さん。そのため、産地や時期にとことんこだわり、"旬もの"を仕入れることに余念がありません。やはり九州は全般的にいいものが捕れるそう。「佐賀の魚はバラエティ豊富ですね。玄界灘、有明海、と海の幅が広いので、いろいろな魚にお世話になってますよ」と呼子で捕れた"釣りもの"のアラを「かわいい顔してるでしょ〜!」と紹介しながら笑顔で語ってくれました。残念なのは干拓などの環境の影響で、有明海の干潟特有の魚介類がなかなか捕れず、福岡の市場まであまり廻ってこないということ。
「魚の魅力は“美味い!!”のひとことですよ。例えば、白身の魚を舌でとろけさせた直後に、辛口の冷酒でキュッと締める時に感じる、あの、なんとも言えない至福さ…(笑)。日本人は昔から海の恩恵を受け、魚文化で生きてきた民族なんですよね。だからこそ、旬魚の価値を見つめ直していかなきゃいけないと思うし、天然の魚が少なくなっているという今現在、保護をしていかなきゃ、っていう環境に関することにも携わっていきたいと、伝導師として思っています」。店には超がつく“幻”である、天然海うなぎが入ってくることも。魚好きのみなさん、大注目です!!

白い提灯が目印。“幻”の魚系は、天候の仕入れ次第。お目当ては事前に電話で問い合わせた方がいいかも

カウンターにテーブル席と総席数35席。漁の網のオブジェや大漁旗など雰囲気満点

“幻”の伊万里産車エビには出合えなかったけど、活きのいい素エビたち…おいしそう〜

捕れたての魚介類がズラリと並ぶカウンター

“幻”の高級魚である、呼子産アラ。アラは冬場の鍋としての代表のようだが、夏場も脂がのってて美味しいとのこと

お魚伝道師・外尾憲一郎さん。「魚のことならなんでも聞いてください!」。漁師体験ツアーや、仕入れツアーも開催中だそう
<DATA>
魚屋 けん坊
住所:福岡市早良区西新1-3-15
電話:092-832-8832
定休日:なし
営業時間:17:30〜24:00 不定休
カード利用:不可
駐車場:なし
アクセス:地下鉄空港線西新駅から徒歩約3分
投稿者 さがファン : 2006年06月30日 21:52
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