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佐賀 雑穀(東京都渋谷区)

 2005年07月01日

創業40年。佐賀の元気印の店。
安心安全の食を求めて

 東京で暮らしていると、故郷を持つありがたみがよく分かります。大都会が日々めまぐるしく変ろうとも、いつも帰れる場所があると思えると、それだけで癒されることもあるのです。創業40年の「佐賀 雑穀」は、そんな故郷の懐の温かみを感じられるお店。ここでは、佐賀・有明海の珍味に出会えます。

 現在、2代目店主となる片渕陽介さん。幼い頃、毎夏、両親の実家である佐賀県鹿島市に帰郷した時の想い出を話してくれます。

 「実家が祐徳稲荷神社の近くだったんですが、いつも蒲焼のいい香りがしてましたね。というのも、当時、そこらへんの魚屋さんはどこも、有明海で獲れたムツゴロウやワラスボを串に刺して店先で焼いていたんですよ」

 地元では蒲焼がポピュラーな有明海の珍味を、この店では煮つけにしていただけます。こういった佐賀の郷土料理が食べられるということで、転勤で上京し、同郷の先輩や上司に紹介されて足を運ぶ客も多いという。
「『○○さんに言われてきました』とお越しになられますよ」との言葉に、いかに存在価値の高い店かがうかがえます。

 また、親子揃って寿司職人でもあるので、新鮮な魚介類のメニューも豊富。女将さんの故郷である長崎特産「からすみ」も手作りの逸品です。一方で、肉じゃがやひじきなどお袋の味も堪能できるの、がこの店の魅力なのです。そして、それに合う日本酒や焼酎も品揃えが豊富なので嬉しい限り。

 「実は佐賀県は昔から米どころとして知られる土地柄。だから九州でありながら、昔から焼酎より日本酒づくり方がさかんでした」
店にも「金波」「天山」「能古見」といった、佐賀の地酒が常時置かれてあります。

上京してきてまず思うのが、敷居が低くてもちゃんと美味しい料理を提供してくれる店を探すのが大変だということ。
 「口に入れるものだから、安全なものを提供したいというのがうちのポリシーです。だから、塩や砂糖、味噌なども、添加物が入っていないものを使用しています」

 東京・渋谷で店を構えて40年。ごひいき店として、先輩から後輩に受け継がれている理由もこんなところにあるのでしょう。

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エレベーターからすぐに入口。「自然食のからだにおいしいお店」は、佐賀雑穀のキャッチコピー

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店内は落ち着いた和の雰囲気。お座敷も入れると40席ぐらいの広さ

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有明海の顔とも言えるムツゴロウの煮付け(840円)。干潟の幸は独特のコクを持ち、左党や食通にはたまらない珍味

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初夏からお盆にかけての旬の味覚が「あげまき」。寿司ネタ、酢味噌和え、煮つけと、何にしても美味しい有明海名産の貝

<DATA>
佐賀 雑穀
住所:東京都渋谷区宇田川町31-4しのだビル7F
電話:03-3464-8416
定休日:日曜・祭日
営業時間:17:00~0:30(土曜は~23:30)

投稿者 さがファン : 2005年07月01日 07:18

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