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その男、多忙につき。

 2007年04月24日

「忙しいことはいいことだ」。

自営業界で呪文のように唱えられるひとことだ。
お店はお客さんがいっぱい入って、忙しくなればなるほど売上は上がる。ワタシたちも同じで、仕事が入れば入るほど忙しくなるけどもうかる。だから決まって、「最近、忙しい?」というひとことでズバリ、同業者の懐具合がわかってしまうのだ。

「忙しいという字は心を亡くすということです」。

昔、テレビで金八先生じゃなくて、瀬戸内じゃくちょーさんが言っていたひとことだ。
ん~、言い得て妙。そら、忙しいと余裕がなくなり、周りに気を配ることができなくなる。だけど、心まで亡くすかな。うん、亡くす人もいるね。「今、忙しいから!」と一言でバッサリ切られるあの切なさ。なんだよ、忙しいのがそんなに偉いのかよっと逆ギレもいとわぬ出来事も、日々の生活では多いにR。

ゆえに、ワタシは妥協案として、意図的に、忙しいとひまの間に身を置いている。カラダがいくつあっても足りない超多忙な日々もあった。世の中から自分の存在が消え去ったかと思えるような、退屈で気が狂いそうな日々もあった。白と黒があれば、今はグレーゾーンか。30余年生きてて、初めての空間に身を置いている。グレーゾーンでは、楽ができるかと思いきや考えることがいっぱいで頭が痛い。いつかは、白か、黒の空間に行かなくてはならないのだから。

忙しいのがいいことなのか、心を亡くすのか、それはその人にしかわからない。
でも「今、忙しいから!」はやっぱり、哀しいよね…(根に持つ)。

投稿者 mori : 2007年04月24日 19:07

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