さよならだけが人生だ。
2007年04月30日
本日から、「さがファン/もりログ編集つれづれ余話」が移動しました。移動先はこちら。「もりログ」。
http://moriizm.exblog.jp/
みなさま、できましたら引き続きご愛読の程をよろしくお願いします。多少毒舌になりますが。どうぞ、パソコン上の「お気に入り」にご登録お願いします。今後はなんでんかんでん毎日書いていこうと思ってます。

本日で40年の歴史を閉じる、天神南の純喫茶「ドレミ」。
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(井伏鱒二 訳)
「ドレミ」は、ワタシが青春時代を過ごした場所だ。天神南がテリトリーの人なら、多分知らない人はいない店である。残念ながらビル開発に伴い、立ち退きに遭うことになってしまった。ワタシは20代の5年間、毎日欠かさず同僚と昼休みにコーヒーを飲みに行っていた。毎日。ほんと毎日。必ず同じ時間にいる、大丸の営業さん軍団、たまに出くわす、ライバル会社(シティ情報福岡)の編集の皆さんたち…。
ある夏の日、昼までニコニコして話していたマスターがその晩急に亡くなったという事態にも遭遇した。折りしも、ワタシが取材して店の紹介が載った我が新聞が印刷に回される日で、「亡くなった人の写真を載せるわけにはいかない」という上司に、泣きながらジカダンパン、ならぬ喧嘩を売って、会社が騒然とした日もあったなあ。マスター亡き後、風来坊のように現れ、朝から晩までコーヒーと焼酎を飲み、たまにふさいでいたワタシを元気づけてくれた、ダンディーな江戸じいちゃんも亡くなった。そして、ワタシも会社を辞め、足が遠のいていった。
「いつの間にか消えていたい」。ママはそう言っていた。「じゃあね、また来るからね」とワタシは言った。
お互い、それがウソだとわかっていても、人生には、そういった別れじゃないと、別れられないときもある。
時間は流れていく、というより進んでいく。
気がついたら、さがファンの立ち上げからもう2年がたとうとしている。外部で、しかも福岡市民であるワタシが、企画を考え、取材をして、文章をおこし、いよいよサイトオープン!となった2年前の6月1日は忘れない。ギリギリまでブログに書き込みができなくて、さて、書こうと思ったところどうやって公開していいかわからない!んで、福博印刷さんに電話して、なんとこさ全部そろってサイトオープン、と相成ったのを覚えている。福岡市民に佐賀について何ができるか。ただの取材ならできる。でも、もっと特別なこと…、そう福岡市民から見た佐賀についてブログを書いてみたら?福岡市民が佐賀のファンになっていく過程みたいなことを…というなみログのなみさんの意見がきっかけで始めたのが、このブログだ。しかし、最近ずっとここで書いてきたように、こういう結果になってしまった。でも、新天地でも佐賀については、カテゴリのひとつとして書いてゆく。
超アナロガーだったワタシを、ブログという世界を紹介してくれたなみさん、メカオンチのワタシにいろいろな可能性を教えてくださった、さがファン向上委員会のN村さん、日々自分の顔を見るハメになってしまった(今はこんな顔や髪型してないっす)けど、ステキなタイトルバーを作ってくれたN君、そして、同じさがファン上でネタを唸りながら考え、ブログを書き続けている店主の皆さん、個性的なページで楽しませてくれた、さがファンブログコーナーの皆さん、「佐賀」からワタシは去りますが、消えるわけではありません。
ぜひ、今後ともよろしくお願いします。
長くなりましたが、今まで、読んでくださったすべての皆様、本当にありがとうございました!
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佐賀という男。
2007年04月29日
『この「さがファン」という仕事を通して、勉強、取材を繰り返していると、私の佐賀への恋心は、そろそろ愛情へ変化しているようだ。目指すは“さがファン”第1号ならぬ、“さがグルーピー”。』
2年前の6月1日、「さがファン」がオープンした日の一文だ。
前々からこちらで予告していた通り、さがファンでのもりログは4月末日を持って、店じまいする。もちろん、さがファン本体の仕事は続けていきやすヨ。このブログをしめる理由は、物理的な理由(福岡市在住)で佐賀についてのネタが書けなくなったこと。それゆえ、この場を借りて、いかに内容が充実してあろうと、さがファンのアピールではなく、個人的な話ばかりを書くのは気が引けるようになったからだ(あ、もりログ自体は場所を変えて続けまっせ)。
「さがファン」の仕事を依頼された時は、正直迷った。でも、企画の立ち上げから入る仕事って滅多にないし、自県以外のことに携わることによって見聞も広がるかなと、まあキャリアアップの意を持って臨んだ。最初の打ち合わせで「あなたは佐賀が好きですか?」と聞かれて、答えられなかったこと。「福岡県民に何ができるの?」と言われて、頭に来たこと。とにかく勉強して、足を運んで、佐賀を知り、感じ、ここで書いた、書いた、書いた。最初の1年ぐらいは…↑上記に戻ル。
さて、最初の一文はどうなったのだろう?恋心が愛情に、ファンがグルーピーになったか。答えは否。そんなに佐賀は甘くなかった。じゃあ、どうなったのだろう?一言誤解を恐れずに言う。「興味がある」。まるでいろんな関係をへてきて、酸いも甘いも知り尽くし、そして原点に戻った1組の男女のような。
ワタシにとって、佐賀はアメージングだった。福岡からたった特急30分強の近さなのに、最初はものすごい距離を感じた。初めて、お取引先に訪問したときの、あの周りの視線。まるで珍獣を見るかのような。いや、誤解を恐れずに言う。ほんと。そんなつもりはないんだろうけど、ワタシはさらしもんのような感じがしたもんだ。そこの会社だけではない、他のお取引先でもパンダだった。いや、ワタシが元々、デカいし、目立つし、派手だし…と思ったけれど、後から懇意になった佐賀の知人によると、「おまえみたいなやつ、しかも女は絶対、佐賀にはいない。ましてスポーツカーとか乗ってない」。
凹んだ。ワタシは佐賀に受け入れられないのか?増して、ワタシは福岡だけではなく、沖縄とか横浜とか、いろんなところで生活してきたので、価値観がミックスされてて、ガチンコなところが全く無い。だから、佐賀の「閉鎖的」「保守的」という特徴がワタシには合わない、とかではなく、理解できなかった。なので、一時、仕事でも佐賀を怖がっていた時期がある。最後だから告白するけど。
そう、佐賀という男は口説くのに非常に時間がかかるのである。
今で言えば「興味がある」だから、まだお付き合いに発展していない。これだけ、さがファンの仕事をしてもだ。しかし、じっくりと人を観察した後、はいOKと思って扉を開いてくれれば、一気にそっち側に連れてってもらえ、とても親身になってくれるのが佐賀の人だということはわかっている。インスタントな都会の世界に浸かっていたワタシが、佐賀に惹かれるのはおいしいものがたくさんあるとか、観光地がたくさんあるとか、のんびりしているとか、そういう理由ではない。…人だ。
振り返る。ワタシの周りは佐賀の人ばかりだ。それも、すべて最大の理解者クラスの素晴らしい人たちばかりだ。5年前まで、佐賀がどんな街かも知らなかったワタシが…縁は単なるたなぼたではない、努力でもつくり得るものなのだ。
ちょっと長くなってしまって、失敬。
そうやって、さがファン/もりログ編集つれづれ余話が終わっても、ワタシの佐賀へのアタックは続く。ずっと続いていく。
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インタビューの醍醐味。
2007年04月25日
Q・「人の第一印象はどれぐらいの時間で決まるのか?」
A・「約1秒です」
どこで聞いたっけなあ。なぜ1秒かというと「あなたが電車にのりました。いくつか席が空いています。どこの席に座るかは、一番好感を持てる人の横だということです。それが第一印象です」。確かに。パツキンのパンク兄ちゃんよりも、パリッとしたスーツ姿の紳士の横に座るだろう。一期一会、彼らの性格なんて知らない。通りすぎていくだけだ。毎日同じ電車で会ってるなら話は別だが。
さて、ワタシは職業柄、人にインタビューというものをよくやる。これが、年を重ねるごとに得意分野になってきた。極意もわかってきた。インタビューも一期一会、一瞬が20分に延びたにすぎない。しかし、この限られた20分の間で、どれだけ親密になれるのかがポイントだ。後は、やっぱり通りすぎていくだけだ。
先日4人の女性のインタビューを立て続けにやって、本日原稿をまとめていた。その4人は以前から知っている方たちで、取材のたびに軽口をたたくぐらいの間柄だったのだが、じっくりと彼女たちの話を聴くと、ある種の感動さえも覚えた。そう、今まで抱いていたイメージと中身が全然違うのだ。アイドルのような容姿を持つかわいい女性が、すごい冷徹なビジネスウーマンだったり、どうだ~っというような女王様が、涙もろい優しい感動屋さんだったり、ほんわか優しい癒し系ちゃんが決して納得しない限り首を縦にふらない、ねばり強い女性だったり…。
インタビューは“人間関係の継続”の縮小版・単発版だとワタシは思っている。会話という、コミュニケーションの基礎から、何が飛び出すか。何を引き出すか。そして、必ず見た目のイメージと、内面が違う、ということを発見する。それが芸能人であろうと、セレブであろうと、スポーツ選手であろうと、主婦であろうと、誰でもだ。
さて、よく聞かれる質問だが「人から話を聞きだすテクニックを私的に使うことはある?」。アンサーはNOだ。これをやってしまったら、人間関係が面白くなくなる。人間、思い通りにしたいことってたくさんある。でも、人間関係が思い通りになったら、面白くないぞ。つまんないぞ。
まぁ、どうしても聴き出したいネタがあるときは、たまにやっちゃうけどね…。
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その男、多忙につき。
2007年04月24日
「忙しいことはいいことだ」。
自営業界で呪文のように唱えられるひとことだ。
お店はお客さんがいっぱい入って、忙しくなればなるほど売上は上がる。ワタシたちも同じで、仕事が入れば入るほど忙しくなるけどもうかる。だから決まって、「最近、忙しい?」というひとことでズバリ、同業者の懐具合がわかってしまうのだ。
「忙しいという字は心を亡くすということです」。
昔、テレビで金八先生じゃなくて、瀬戸内じゃくちょーさんが言っていたひとことだ。
ん~、言い得て妙。そら、忙しいと余裕がなくなり、周りに気を配ることができなくなる。だけど、心まで亡くすかな。うん、亡くす人もいるね。「今、忙しいから!」と一言でバッサリ切られるあの切なさ。なんだよ、忙しいのがそんなに偉いのかよっと逆ギレもいとわぬ出来事も、日々の生活では多いにR。
ゆえに、ワタシは妥協案として、意図的に、忙しいとひまの間に身を置いている。カラダがいくつあっても足りない超多忙な日々もあった。世の中から自分の存在が消え去ったかと思えるような、退屈で気が狂いそうな日々もあった。白と黒があれば、今はグレーゾーンか。30余年生きてて、初めての空間に身を置いている。グレーゾーンでは、楽ができるかと思いきや考えることがいっぱいで頭が痛い。いつかは、白か、黒の空間に行かなくてはならないのだから。
忙しいのがいいことなのか、心を亡くすのか、それはその人にしかわからない。
でも「今、忙しいから!」はやっぱり、哀しいよね…(根に持つ)。
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その女、疲労につき。
2007年04月23日
男の40代、女の30代は働き盛り、というがさて、どうだろうか。
30代のころよりも、仕事の可能性は広がる。しかし、反して体力は確実に落ちている。
女も一緒で、20代の時は仕事も遊びも、と24時間じゃ足りないほどだったが、30代になるといきなり疲労度が増す。だから30代前半に厄年がやってくる(病気になる確率が高いから厄年ってあんのね)。しかし、働き盛りっというのはしかりだ。体力のなさを気力でカバーできる技をいつの間にか身に付けているのである。
先週のワタシは気力で一週間をフルで乗り切った。が、日曜日にダウン。体が動かない。休日には気力は動いてくれないのだ。ほんでもって、癒しにエステに行ったら、「すごいやせましたねえ」とお店の人々に言われ、やせた=やつれた?じゃにゃいのか?と体重計ったら5キロやせてた…!!
エステのお姉さんいわく、「体を動かすよりも、脳を働かす方が人間ってやせるんですよ」とのこと。へ~。ダイエットしたい女性はニンテンドーDSを買えばいいのかな。ま、たしかにワタシは最近、左脳しか動かしておらず、左脳労働から開放された時にゃ、3歳児のような会話しかできなくなっている。バランス悪いのは、フリーの宿命だ。平日に気ままに温泉行けたりはするけどモ。
さて、気力が勝負になってくる、中堅仕事世代。サラリーマン時代、徹底的に教育して、公私ともどもいつも一緒だった後輩が、先日30歳になった。それにギョッとした。だって、ワタシにとって彼女は「永遠の23歳」なのに。それを言ったら、彼女はこう言った。「私が28歳の誕生日を迎えた時に、一時代が終ったって思いました。30になる時よりも緊張しました。それはあなたが永遠の28歳だったから」。
…今日からスクワットを始めたワタシです。
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さらば、おやじの世界よ。
2007年04月19日
“浜松町のおやじ系喫茶店でビール頼んだら、「今日も1日お疲れさまでした」ってウエイターさんが言って持ってきてさ、癒されたよ。”
思わず吹き出した。東京に日帰り出張に行っていた知人(女性)からの携帯メール。
おやじやん。
しかし、気持ちわかるなあ。働いた後のビールは、男も女も欲するもんよ。
そういうワタシは今日は朝から久留米の呉服屋さんでゆかたの取材。もう夏の特集の取材です。はやいな~。取材の合間に担当の方が「ぜひあなたに着て欲しい」と持ってきてくれた反物は、黒~いシブ~い
やつ…。へえ、そうですよ。三十路ですよ。しかし、後から持ってきた帯がキンキラリン!ザ・ゴールド…。奥が深いです。着物のお世界…。そして、戻ってすぐに原稿を執筆、現在にいたる。昼ご飯も夜ご飯も食べてない!!1日中ひま~な日もあれば、今日みたいな日もある。フリーな生活って、未だ慣れないや。
サラリーマン時代、ワタシもしょっちゅう、東京日帰り出張とやらをやっていた。
そして、必ず羽田ビールをやっていた。あと飛行機の中で500円出すと、缶ビールとおつまみがついてくるのを知ってる人どれくらいいますかいな?あれもやった。大阪だと新幹線出張になるから、新幹線、缶ビール&さきいか、やった。もちろん、スーツで。おんなじことやってる、おやじ殿たちを見ると妙に親近感がわいたものだ。靴下は脱がないが、心の中で「おつかれさま」と声をかけてたものだ。まったく、自分がどう見られてるかなんか全く気にしないで。
女の体裁を気にするか?自分の欲を優先させるか?
不思議なことに、若い男性サラリーマンが、“それ”をやってるのを見たことがないのである。やっぱり、おやじっぽいと思われるのが嫌だからだろうか?(んじゃあ、うちらはどうなるんだ。女なのに)
懐かしい話だ。今はしない。つうかできない。物理的に、お酒が飲めないからね。別に女だからどうこうじゃなく。
うん、改めて。さらば、おやじの世界よ。(ちょっと淋しい)
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佐賀駅前マンション戦争。
2007年04月18日
やっと書けます!佐賀ネタが。
昨日、佐賀、鳥栖に行ってまいりました。ええ、「さがファン」の仕事でです。先月、びょおきで行けなかったので2か月ぶり。もう桜もすっかり散って、佐賀城のお壕あたりは新緑があおあおとしげっておりました。平和だ…。
しかし、気付いたことがひとつ。市内を車で回って見ていると、2か月前より明らかに建物の数が増えている。そう、マンションだ。駅周辺に雨後のたけのこの如く、マンションがごんごん生えているのである。
最近、不動産づいていて(何が!?)、友人がマンションを購入したり、また友人が購入しているマンションに住んではいるものの、一戸建て建築のために土地を探していたり。
福岡では今、市内東区の埋立地、アイランドシティがすごい(以前、宮崎駿に街づくりのコンセプトを依頼して問題になったところね。「照葉の街」っつー名前はそのまま残ってるけど)。福岡一の超高層ツインタワーマンションができるらしいし。毎週、東区にある病院に通うため、アイランドシティを通るのだが、その変わりようはすざましい。松本清張の代表作「点と線」の舞台となった海岸線も見る影もにゃい。
謎なのは、そんなにマンションを建てて、一体誰が住むのかという点だ。福岡では、わかる。ワタシのような転勤族が、福岡を気に入ってマンションを購入するパターンも多い。ほんで、一戸建てを建てるのは市内ではかなり難しい。佐賀の友人によれば、「今度、家建てるけん」「ふ~ん、おめでと」程度が平均のリアクションらしいのだが(ほんと?)…、それがほんとだったら駅前のマンションには誰が住むんだろう!?
集合住宅住まいを転々としてきたワタシたち転勤族にとって、一戸建て、というのは夢のまた夢。事実、ワタシと姉の夢は、将来憧れてやまぬ一戸建てに住むこと。こんな人間もいるのだ。「今度家建てるけん」なんて、信じられない話なのだ。
ただ、最近土地を探している上記の友人と話していると、「マンションは売ったり、貸したりできるけど、一戸建てを建てたら、一生そこから動けない、と思うとマンションを買う時よりもかなり慎重になる」。そらそ~だな。それを聞いてたら、歴史と共に培ってきた持ち前の根無し草根性が顔を出し、根付く(一戸建てに住む)夢が、少し消え行く気がした、っていうか、怖くなった。…こんな人間もいるのだ。
追われれば、逃げる。追われなくなれば、追いかける。
まるで色恋みたいだ。まだまだだな。人間。
なんの話かって?マンションの話ですよ。
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手紙。
2007年04月13日
今、東野圭吾の「手紙」を読んでいる。
小説の内容とは全然関係ないが、ワタシは手紙というものが大好きだ。これだけ、コミュニケーションツールが発達しているのに、メル友ならぬ「ペンフレンド」(懐)が3人ばかしいる。季節に合わせたレターセットを購入し、喫茶店に出かけコーヒーだけ注文して、想いをはべらせながら「前略~」と万年筆をすべらせる。
まぁ、“そんな”雰囲気に酔ってるってことも否めんが。
手紙はいいよ。まず字から想いが伝わってくるから。
何も具体的な内容を書かなくても、字の具合で感情の機微がわかる。
ワタシは字にとてもヨワイ。字は人柄を表すというが、まさにそう。個性のひとつだ。ワタシ的には人を見るとき、字も基準のひとつに入る。口紅の色やネクタイの柄と同じように。自分好みの達筆を発見しただけで、その人の顔とかスタイルとかまで想像してしまうほどだ。逆に、ステキだなと思っている人の字を初めて見る時はそりゃぁもうドキドキもんである。
…ワタシ、字フェチかな!?今書いてて思ったけど。
ほんで、手紙。
来たのだ。まったく見慣れない字の葉書が。15年前に千葉で会ったっきりの小学校の同級生から。内容は、ただ「連絡ください」。
旧知の友人から連絡が来ると、嬉しい!とか驚いた!と相成るのであろうが、この場合「何故!?」の一言が頭をよぎる。ちなみに、彼女の近況は一切書いていない。いろんなことが頭をよぎる。大人になりすぎて、素直に15年の時を経たこの1枚を素直に受け取れないのだ。
「何故!?」という必然性はあるのか。メールでも手紙でも一方的なのは変わらない。返事をして、初めてコミュニケーションが成立する。
ワタシはコミュニケーションを再開するのをビビッているのかもしれない。何故…!?
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ブログ=日記!?
2007年04月12日
ブログの内容っちゃ、いろいろあるが毎日更新している人は、ネタに困るんではないか。
まあ、ブログの内容によるけど(あ、質?種類か?「今日の目玉焼きはうまくできました♪」とか)。
さがファンの編集者の一人として、書き始めたこのブログ。今日ひまだったので、ザーッと初期から流し見してると、しっかり佐賀についてアピールしてある。非常に真面目だ。それがどうだ。今では…あ~先は言うまい。(ちゃんと責任とって、5月から別の場所に動かしますんで)
文章を生業としているワタシでも、ブログの内容には悩む。しかし、日記は毎日書く。しかもその習慣は20年間も続いている。日記といっても「今日の目玉焼きはうまくできました♪」ではなく。絶対、人が読むはずがないのに14歳のころからのワタシは、いっぱしのエッセイストきどりで日々の出来事をドラマティックに書いているのだ。読み返すと、「おお!!」とビックリするような文章がある。それは懐かしい事柄への驚きではなく、その表現の絶妙さ、それをプロのライターになる何十年前に書いていた、ということに激しくビビるのだ。
~日記というのは、過去の己を知り内省するには格好の資料である。と同時に内容のしっかりしたものであればそれは後世における風俗資料にもなり得るのかもしれない。実際に、この国には「日記文学」という言葉があって、「土佐日記」や、紫式部の日記などは立派な古典として通用しているではないか?~

↑「東京の空」著:宮本浩次より。素晴らしい日本語でロックを歌う御方です。
しかし、何を思ったかワタシは昨年、20年間の「風俗資料」を全部シュレッダーにかけてしまった。当時、どうしても未来へ進まなければならなかった時期だった。そのためには、過去を全部消し去るぐらいのことをせんと、というぐらいの大きな決断が迫られていたと思う。
周りに言うときまって「もったいない」という。でも、過去に培ってきたものはカラダの中のどっかしらに残ってる。所詮、モノは棄てればそれで、「あ~スッキリした」な感じだ。
しかし、ブログ。これは永遠に残るぞ。しかも世界規模で。シュレッダーにもかけられんぞ。ヘタなことは書けんぞぉ…。
投稿者 mori : 17:38 | コメント (2) | トラックバック
プロの洗礼。
2007年04月10日
別れの季節は終った。
確実に時は4月、である。
お取引の会社も退社、異動などで体制がガラリと変わっており、今日は毎月某雑誌の編集会議だったのだが、どうも何かが違う。人が変われば、空気も変わる。ん~、今日はやおいかん。その空気に圧縮されて動けなかった。ああ、まるで新入社員のようだ。
そう、出会いの季節が始まった。
確実に時は4月である。
今日出会った、新入社員君は、年齢不詳。業界柄かファッションリングをつけていた。態度も堂々たるもので、会議中は一生懸命ノートをとっていた。昨日出会った新入社員さんは、緊張した面持ちで笑顔を絶やさず、一生懸命話し掛けてきてくれた。先輩社員いわく「でも、今どきの若い子って本当に何考えてるかわからない時があるんですよね。どう扱っていいか。逆ギレされたらどうしようとか考えたり…」。
そのへんは、専門学校の非常勤講師であるワタシのエキスパートだ。そんな、先輩が「逆ギレされたらどうしよう…」なんて悩むのはやめなさい。どうも、すざましい就活競争を勝ち抜いてきた新入社員の方が先輩社員よりも堂々としているように感じるのはワタシだけか!?
でも、いつの時代もそれは多分一緒。わが身ふりかえり。切りっぱなしのジーンズにTシャツ、帽子にサングラスで社長と同じエレベーターに乗り合わせても、脱帽も脱眼鏡もしなかったワタシである。制服のスカートの下にストッキングを履け、と先輩に注意されても、「暑いから嫌です」と言ってたようなワタシである。朝のちらし配りも、愛想笑いも挨拶も何もせずに道行く人に手渡していたワタシである(よくもらってくれたな)。当時、先輩たちから観たらそんなワタシ=新人類(古。今も使われるのかな?)は脅威的だったに違いない。
ゆえに、ワタシは生徒たちの若さゆえのわけわからんぶりには寛大だ。だって、いつかは必ずプロの洗礼を浴びることになるんだから。ワタシもざぶざぶ浴びるほど、浴びて、結果、今独り。
堂々とふるまっているように見える、新入社員たちの三ヵ月後の姿はさて、如何!?
投稿者 mori : 19:52 | コメント (2) | トラックバック
アフターエイトのドライドリンク。
2007年04月07日
アフター5というものは、今現在でも存在するのだろうか。
取引先の経理さんに電話しても、全然つながらない。よく考えたら、5時すぎていた。うむ、確かに存在する。
しかし、ワタシのお取引先は、ほとんどが良くてアフター9、悪くてアフターナッシング、平均アフター・テンサーティー。なので、夜にミーチングがあったりする。たいがいシブシブと出かけていくのだが、訪問してみると、昼間とは違う雰囲気が漂っている。そうして「シブシブ」が「キタキタ」に。
そうなのだ。アフターエイトは、均衡を保つか崩すかのギリギリのボーダーラインなのだ。
おなかは減ってくる。早く帰りたいが帰れない。ここでひと息入れたら、12時まで働きそうだ。でもこのまま仕事を続行するのか、そうすると苛々してくる、んんんんん~~な状態な時に、外部から見た目は、ノー天気な人間が社内に外の風と共に現れる。
崩れる。
ちゃんとミーチングはする。しかし、その後はなぜか崩れる。疲れがピークに達していて、ナチュラル・ハイになっており、話をし出したら、もう軌道修正がきかない。先日は、「新入社員→若くていいね→ワタシたちにもそんな時期がありましたね→それが今では、病院通い→健康が一番ですよ→春は自殺者が多い→春は心の病にかかる人が多いらしい→その原因の一つに桜が咲いて散るという現象が日本人の深いところを刺激するから→なぜ日本人は繊細なのだ→しかし、病気になってまで働かなきゃいけないのか→生きるってなんだ!?
……。
すべてのコミュニケーションは「会話」から。
しかし、これがアフターエイトのミーチングの面白さである。これはどこのお取引先に行っても、ある。
昼間とは違った顔がのぞけるのだ。しかし、絶対的にお互い酔っ払ってないのである。
これは「ドライドリンク」という現象かもしれん。
アルコールは一滴も入っていないのに、脳になんかが刺激されて、シラフでも酔ったような状況になるらしい。それを「ドライドリンク」と言うのだ。ワタシもお酒を止めて約1か月になるが、先日鬼門である、とある懇親会に参加、これドキドキだったが、なんと、ウーロン茶だけで酔っ払った。
しかし、酔っ払って語り合い、後日シラフで会ったときになんとなく、気恥ずかしい思いを抱くことがある。
それとまったくおんなじだぁ。またひとつ、発見。
投稿者 mori : 17:29 | コメント (0) | トラックバック
四月の風。
2007年04月03日
根拠のない自信、と良くいうが、根拠のない高揚感っていうのはあるのだろうか。
ワタシはファンであるバンド「エレファントカシマシ」の「四月の風」という曲を聴くと、“それ”が訪れる。実際の、外を流れる風や咲き誇る桜にもまぎれもなく春を感じ、ちょっと心がアップするが、二月に「四月の風」を聴いても高揚するのだ。もうすぐ四月がやってくるぞ~って。
今年はちょっとヨワヨワだったので、聴いてて泣いてしまった。「あ~、何年目だろう、この曲と共に四月を迎えるのは」などと。オンガクの力はただ、ただ、単純にすごい。
ところで今晩は、某ホテルのどでかい会場にて、某パーティーの取材だった。パーティーの取材は面白い。まずは、ファッションチェック。正装が基本なので、カメラマン君とあれやこれや言い合う。あれはセンスはいいが髪形がダメだとか、なんだ、あれ、叶姉妹のもう一人の妹か、とか、まあ、結婚式みたいなもの。しかし、ワタシは興味本位だが、カメラマンはプロの目線で見るから、きょわいよ~。もちろん、好みは別として。
そんなことを言ってるうちはまだいい。パーティーの取材はキツい。始まったら戦場だ。進行を1分でも見逃せば、もう世界は変わっている。スピーチを一言でも聞き逃したら、もうアウトだ。それから、「さあ、みなさんご歓談を」の後もつらい。皆が、楽しく酔い、コース料理をいただいているのを、じーっと耐えて直立不動の状態じゃなくてはいけない。
終ったら、もう魂がどっか抜け出たかごとく、くたくただ。くたくただけど、今コレ書いてるけど。では、ハイ、終り、じゃないのが、またツライ。今度は、ぼー大なパーティー写真をピックアップし、原稿を書かなくてはならない。パーティーの取材は面白い。けど、ツライ。なんで、こんな職業を選んじゃったんだろうなあと思うことがたまにあるが、大体、パーティー取材のときだったりする…。
ワタシもそっち側に混ぜてください。ダメ?
ライターって、ハードは派手に見えるけど、ソフトは実に地味なオシゴトだとわかっていただけるでしょうか…。んなわけで、四月初めての取材仕事デシタ。