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読書週間突入~其の弐
2005年10月29日
…本日あたりからグッと寒くなった。
今年は残暑が残りすぎていた。ワタシ自身の人間としての“五感”の中の嗅覚で、「うひょ~今年も来たぜ、秋が」と思うのが10月初旬。その理由は大学祭。秋の匂いを感じ取ると、ああ、10年前は一生懸命、学祭の準備を夜までしていたな(インチキお好み焼きを売っていた)とか、妙に切なくなるものだった。
しかし、今年はつい先日までTシャツロンパンぞうりないでたちでもイケたので、急に温度が下がり、樹々の葉が色づき、本日、近所の西南大学の正門に「作家・村上龍氏、来たる!」と選挙用のような立て看が出ていたのを見て、ビックラした。
新作「半島を出よ」は座右にある。その上には、ヅラヅラとハードカバーやら文庫やらが並んでおる。読まなきゃいけない、とプレッシャーをかけてくる本がいっぱい積み重なっている。よく考えたら、秋、というのは、芸術の、食欲の、スポーツの、オシャレの…「秋」。これらすべての単語を使って、晩夏にコピーライターとして、シゴトで書いたはずだ。「芸術の秋がやってきたから、美術館に行こう」やら「ファッションの秋やけん、買い物行こうぜ」とか。しかし、そっから、肝心なものが脱けていた。「読書の秋」。なんで、今週が読書週間やね~ん、と思っていたら、そっか「読書の秋」か。(たんじゅ~ん)。
実は、昨日から、福岡市、早良区・西区の本屋さんを7軒回ったが、得られなった本がある。先日にも書いたが、リリー・フランキーの最新刊「東京タワー~…(略)」。自分自身、ベストセラーに乗って、しかも乗り遅れる形も初めてだが、ここまで、売り切れ続出とは…。本屋さんブラブラっていうのは好きじゃないので、(目的直行型)、2日で7件というのは自分自身には意地以外何者でもなく、でも、そこで見たのは、本の配列がまるで一緒だったということだ。
つまらん!!すばらしい文芸本と一緒に、“人生指南本”がヅラヅラ。立ち読み専門がごとく、どこの本屋さんでも、カバーは外されていたのが、ちょっとむなしいが、やれ、愛され女子になる本、だの、モテる男になる本だの、金儲けになる本だの…。どうしてしまったのかね。本屋は。 本屋の取材は、職業柄、いっぱいやりもした。BOOK・OFFが(福岡に)進出してきたときは、昔ながらの本屋さんは震撼したそうだすよ。ちょうど1年ちょい前だろうか、とある、佐賀市の某媒体の「福岡へ行こう」という趣旨の企画段階で、先方様から「読書の秋だから、本屋さん特集をやりませんか」とご提案された。ワタシは「否」といい、「芸術の秋だから、ギャラリー特集をやりましょう」と、結局そっちをした。そこで、先方さんに言われたことが印象に残っている。「本屋ってどこも没個性でしょう。それにページを割くのはもったいないのではないでしょうか」というワタシに、先方さんが「モリさんは福岡に住んでいるからわからない。面白い、本屋は佐賀にはないんです。だから、それを特集したいんです」。
いつも、思う。よく言われる。「面白い」って何?この2日本屋7件回っても、みんな同じ配列なんだぜ。福岡に「面白い」本屋なんてないよ~。最近、福岡、天神の西通りに「青山ブックセンター」ができた。たしかに大衆的な本屋さんと一線を画すと思う。でも専門的っていうだけだ。赤坂の「ブックス キューブリック」だって、一般的に対して変わった本がたくさん置いてあるけど、逆に大衆的な本は置いてないぞ。ほしい本があれば、インターネットで一発で買える。 「本屋ちょっとブラブラ、お~、発見あり!」みたいな、散歩に似ている楽しみは、確かに昔に比べなくなっているのかもしれない。結局は好き嫌いだし。
日々多忙において、目的直行主義、ファッションにおいても一緒だ。ブラブラとウインドウショッピングをしている暇はなく、行き着けの店を何件か作っているのだ的・ワタシは、ちょっと、そういう生活を寂しく思う時もある。つまらなく思う瞬間もある。
テレビを観るひまありゃ、本を読んでる私であるが、好んで観る番組がこれ。「BS漫画夜話」と同列の、「名作平積み大合戦」。いかに、面白い本を本屋に平積みさせるか(ちょっと極端な説明だが)な番組。
…と、10月は休みなしに働いていたが、なんでか本は読んでいた。たらら~と流し読み、エッセイが多かったな~。すっごい遅れてるけど、先輩から借りた、酒井順子(講談社)、、いまさらながらの「負け犬の遠吠え」には参ったねえ。すごいなあ、と思った。すげえ、この女性は頭がいいと思った。だけど、読後感が最高潮に悪かった。だから、何?という感じでした。
はい、「ちょっと硬派なもてる男もてない男」(里中李生・三笠書房)…これは笑えた。前向きになれる。
「酒気帯び車椅子」(中島らも・集英社)…好き嫌い別として、スゴイと思う。
「時雨みち」(藤沢周平・新潮文庫)…短編でかもし出す、藤沢周平の人生の普遍的な切なさ、やるせなさ。最近「蝉しぐれ」が映画化になったけど…文章による想像のみの美学は壊してほしくなかったな~。
●いったいなんのブログになってきたんだ~!?
本屋7件回って、しょうがなく買ってきた…もうひとつのベストセラー「今日の猫村さん」。これがバカ受けし、大笑い。人生に疲れている人には、実にお薦めである。漫画だけど。
投稿者 mori : 2005年10月29日 16:00
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コメント
きゃぁぁぁ、もりさん!
「今日の猫村さん。」手に入れたのですね~。
うらやましい。
今、私のなかで一番欲しいもの なのです(笑)
何軒か書店めぐりしたのですが、まだ見つかっていません。
ネットで買おうかなあと思っています。
「猫舌だからお茶ぬるくてごめんね」
に、脱力笑い!
これって確か、ブルータスか何かに連載だったんですよね。
恐るべしマガジンハウス。
投稿者 うらん : 2005年10月31日 09:01
>うらんさん こんにちは~ごぶさたです。「藍土」さんみたいな、きれいな本の紹介頁にしたかったんですけど、「猫村さん」じゃねえ~(笑)
ベストセラーの小説の横に平積みしてある本屋がほとんどでしたが、売り切れることはないでしょうレベルでしたよ。立ち読み可能でした~マンガなのに!
実にくだらなくて面白いです。ズバリ癒されます………。
投稿者 もり : 2005年10月31日 11:07
秋ですね〜もうさむいのなんの
読書の秋/文化の秋。「半島を出よ」私も読みかけです。発売されて買って、まだ上巻です。この秋読破しやす。
近ごろはワインにはまって、休日は昼から飲み、映画かお笑いのDVD見てます。秋です⋯
ところで佐賀で最も大きな書店てどこでしょうか
投稿者 イトー : 2005年11月03日 12:41
>イトー氏
今日は文化の日らしいですね…自宅で仕事してますっけど(苦)。
もうちょいしたら、ボジョレエヌーボウが解禁ですよ。詳しいことはわからないけど、美味は美味ですよね(今は焼き鳥&熱燗モード全開です)。
「半島を出よ」…舞台が自宅の半径1km以内も出てくるんで、お~って感じだけど、なにせ、登場人物が多すぎて、挫折繰り返してますね、ワタシも。
佐賀に住んでないから、ビッゲストブックストア~は断言できないですけど、よくジャスコ内の本屋に立ち寄りますねえ。
最近、映画鑑賞も、音楽鑑賞も、美術鑑賞も、読書も、文化的なものに、集中力が必要になってきましてさ。いけまへんな~。
投稿者 もり : 2005年11月03日 17:20