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さよならだけが人生だ。

 2007年04月30日

本日から、「さがファン/もりログ編集つれづれ余話」が移動しました移動先はこちら。「もりログ」。
http://moriizm.exblog.jp/
みなさま、できましたら引き続きご愛読の程をよろしくお願いします。多少毒舌になりますが。どうぞ、パソコン上の「お気に入り」にご登録お願いします。今後はなんでんかんでん毎日書いていこうと思ってます。
天神南.bmp
本日で40年の歴史を閉じる、天神南の純喫茶「ドレミ」。

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
(井伏鱒二 訳)

 「ドレミ」は、ワタシが青春時代を過ごした場所だ。天神南がテリトリーの人なら、多分知らない人はいない店である。残念ながらビル開発に伴い、立ち退きに遭うことになってしまった。ワタシは20代の5年間、毎日欠かさず同僚と昼休みにコーヒーを飲みに行っていた。毎日。ほんと毎日。必ず同じ時間にいる、大丸の営業さん軍団、たまに出くわす、ライバル会社(シティ情報福岡)の編集の皆さんたち…。
 ある夏の日、昼までニコニコして話していたマスターがその晩急に亡くなったという事態にも遭遇した。折りしも、ワタシが取材して店の紹介が載った我が新聞が印刷に回される日で、「亡くなった人の写真を載せるわけにはいかない」という上司に、泣きながらジカダンパン、ならぬ喧嘩を売って、会社が騒然とした日もあったなあ。マスター亡き後、風来坊のように現れ、朝から晩までコーヒーと焼酎を飲み、たまにふさいでいたワタシを元気づけてくれた、ダンディーな江戸じいちゃんも亡くなった。そして、ワタシも会社を辞め、足が遠のいていった。

 「いつの間にか消えていたい」。ママはそう言っていた。「じゃあね、また来るからね」とワタシは言った。
お互い、それがウソだとわかっていても、人生には、そういった別れじゃないと、別れられないときもある。

 時間は流れていく、というより進んでいく。
気がついたら、さがファンの立ち上げからもう2年がたとうとしている。外部で、しかも福岡市民であるワタシが、企画を考え、取材をして、文章をおこし、いよいよサイトオープン!となった2年前の6月1日は忘れない。ギリギリまでブログに書き込みができなくて、さて、書こうと思ったところどうやって公開していいかわからない!んで、福博印刷さんに電話して、なんとこさ全部そろってサイトオープン、と相成ったのを覚えている。福岡市民に佐賀について何ができるか。ただの取材ならできる。でも、もっと特別なこと…、そう福岡市民から見た佐賀についてブログを書いてみたら?福岡市民が佐賀のファンになっていく過程みたいなことを…というなみログのなみさんの意見がきっかけで始めたのが、このブログだ。しかし、最近ずっとここで書いてきたように、こういう結果になってしまった。でも、新天地でも佐賀については、カテゴリのひとつとして書いてゆく。
 
 超アナロガーだったワタシを、ブログという世界を紹介してくれたなみさん、メカオンチのワタシにいろいろな可能性を教えてくださった、さがファン向上委員会のN村さん、日々自分の顔を見るハメになってしまった(今はこんな顔や髪型してないっす)けど、ステキなタイトルバーを作ってくれたN君、そして、同じさがファン上でネタを唸りながら考え、ブログを書き続けている店主の皆さん、個性的なページで楽しませてくれた、さがファンブログコーナーの皆さん、「佐賀」からワタシは去りますが、消えるわけではありません。
ぜひ、今後ともよろしくお願いします。

 長くなりましたが、今まで、読んでくださったすべての皆様、本当にありがとうございました!

投稿者 mori : 19:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

佐賀という男。

 2007年04月29日

 『この「さがファン」という仕事を通して、勉強、取材を繰り返していると、私の佐賀への恋心は、そろそろ愛情へ変化しているようだ。目指すは“さがファン”第1号ならぬ、“さがグルーピー”。』

 2年前の6月1日、「さがファン」がオープンした日の一文だ。
前々からこちらで予告していた通り、さがファンでのもりログは4月末日を持って、店じまいする。もちろん、さがファン本体の仕事は続けていきやすヨ。このブログをしめる理由は、物理的な理由(福岡市在住)で佐賀についてのネタが書けなくなったこと。それゆえ、この場を借りて、いかに内容が充実してあろうと、さがファンのアピールではなく、個人的な話ばかりを書くのは気が引けるようになったからだ(あ、もりログ自体は場所を変えて続けまっせ)。

 「さがファン」の仕事を依頼された時は、正直迷った。でも、企画の立ち上げから入る仕事って滅多にないし、自県以外のことに携わることによって見聞も広がるかなと、まあキャリアアップの意を持って臨んだ。最初の打ち合わせで「あなたは佐賀が好きですか?」と聞かれて、答えられなかったこと。「福岡県民に何ができるの?」と言われて、頭に来たこと。とにかく勉強して、足を運んで、佐賀を知り、感じ、ここで書いた、書いた、書いた。最初の1年ぐらいは…↑上記に戻ル。

 さて、最初の一文はどうなったのだろう?恋心が愛情に、ファンがグルーピーになったか。答えは否。そんなに佐賀は甘くなかった。じゃあ、どうなったのだろう?一言誤解を恐れずに言う。「興味がある」。まるでいろんな関係をへてきて、酸いも甘いも知り尽くし、そして原点に戻った1組の男女のような。

 ワタシにとって、佐賀はアメージングだった。福岡からたった特急30分強の近さなのに、最初はものすごい距離を感じた。初めて、お取引先に訪問したときの、あの周りの視線。まるで珍獣を見るかのような。いや、誤解を恐れずに言う。ほんと。そんなつもりはないんだろうけど、ワタシはさらしもんのような感じがしたもんだ。そこの会社だけではない、他のお取引先でもパンダだった。いや、ワタシが元々、デカいし、目立つし、派手だし…と思ったけれど、後から懇意になった佐賀の知人によると、「おまえみたいなやつ、しかも女は絶対、佐賀にはいない。ましてスポーツカーとか乗ってない」。

 凹んだ。ワタシは佐賀に受け入れられないのか?増して、ワタシは福岡だけではなく、沖縄とか横浜とか、いろんなところで生活してきたので、価値観がミックスされてて、ガチンコなところが全く無い。だから、佐賀の「閉鎖的」「保守的」という特徴がワタシには合わない、とかではなく、理解できなかった。なので、一時、仕事でも佐賀を怖がっていた時期がある。最後だから告白するけど。

 そう、佐賀という男は口説くのに非常に時間がかかるのである。
今で言えば「興味がある」だから、まだお付き合いに発展していない。これだけ、さがファンの仕事をしてもだ。しかし、じっくりと人を観察した後、はいOKと思って扉を開いてくれれば、一気にそっち側に連れてってもらえ、とても親身になってくれるのが佐賀の人だということはわかっている。インスタントな都会の世界に浸かっていたワタシが、佐賀に惹かれるのはおいしいものがたくさんあるとか、観光地がたくさんあるとか、のんびりしているとか、そういう理由ではない。…人だ。

 振り返る。ワタシの周りは佐賀の人ばかりだ。それも、すべて最大の理解者クラスの素晴らしい人たちばかりだ。5年前まで、佐賀がどんな街かも知らなかったワタシが…縁は単なるたなぼたではない、努力でもつくり得るものなのだ。

 ちょっと長くなってしまって、失敬。
そうやって、さがファン/もりログ編集つれづれ余話が終わっても、ワタシの佐賀へのアタックは続く。ずっと続いていく。

投稿者 mori : 20:40 | コメント (3) | トラックバック (0)

インタビューの醍醐味。

 2007年04月25日

Q・「人の第一印象はどれぐらいの時間で決まるのか?」
A・「約1秒です」

 どこで聞いたっけなあ。なぜ1秒かというと「あなたが電車にのりました。いくつか席が空いています。どこの席に座るかは、一番好感を持てる人の横だということです。それが第一印象です」。確かに。パツキンのパンク兄ちゃんよりも、パリッとしたスーツ姿の紳士の横に座るだろう。一期一会、彼らの性格なんて知らない。通りすぎていくだけだ。毎日同じ電車で会ってるなら話は別だが。

 さて、ワタシは職業柄、人にインタビューというものをよくやる。これが、年を重ねるごとに得意分野になってきた。極意もわかってきた。インタビューも一期一会、一瞬が20分に延びたにすぎない。しかし、この限られた20分の間で、どれだけ親密になれるのかがポイントだ。後は、やっぱり通りすぎていくだけだ。

 先日4人の女性のインタビューを立て続けにやって、本日原稿をまとめていた。その4人は以前から知っている方たちで、取材のたびに軽口をたたくぐらいの間柄だったのだが、じっくりと彼女たちの話を聴くと、ある種の感動さえも覚えた。そう、今まで抱いていたイメージと中身が全然違うのだ。アイドルのような容姿を持つかわいい女性が、すごい冷徹なビジネスウーマンだったり、どうだ~っというような女王様が、涙もろい優しい感動屋さんだったり、ほんわか優しい癒し系ちゃんが決して納得しない限り首を縦にふらない、ねばり強い女性だったり…。

 インタビューは“人間関係の継続”の縮小版・単発版だとワタシは思っている。会話という、コミュニケーションの基礎から、何が飛び出すか。何を引き出すか。そして、必ず見た目のイメージと、内面が違う、ということを発見する。それが芸能人であろうと、セレブであろうと、スポーツ選手であろうと、主婦であろうと、誰でもだ。
 
 さて、よく聞かれる質問だが「人から話を聞きだすテクニックを私的に使うことはある?」。アンサーはNOだ。これをやってしまったら、人間関係が面白くなくなる。人間、思い通りにしたいことってたくさんある。でも、人間関係が思い通りになったら、面白くないぞ。つまんないぞ。
まぁ、どうしても聴き出したいネタがあるときは、たまにやっちゃうけどね…。

投稿者 mori : 20:47 | コメント (4) | トラックバック (0)

その男、多忙につき。

 2007年04月24日

「忙しいことはいいことだ」。

自営業界で呪文のように唱えられるひとことだ。
お店はお客さんがいっぱい入って、忙しくなればなるほど売上は上がる。ワタシたちも同じで、仕事が入れば入るほど忙しくなるけどもうかる。だから決まって、「最近、忙しい?」というひとことでズバリ、同業者の懐具合がわかってしまうのだ。

「忙しいという字は心を亡くすということです」。

昔、テレビで金八先生じゃなくて、瀬戸内じゃくちょーさんが言っていたひとことだ。
ん~、言い得て妙。そら、忙しいと余裕がなくなり、周りに気を配ることができなくなる。だけど、心まで亡くすかな。うん、亡くす人もいるね。「今、忙しいから!」と一言でバッサリ切られるあの切なさ。なんだよ、忙しいのがそんなに偉いのかよっと逆ギレもいとわぬ出来事も、日々の生活では多いにR。

ゆえに、ワタシは妥協案として、意図的に、忙しいとひまの間に身を置いている。カラダがいくつあっても足りない超多忙な日々もあった。世の中から自分の存在が消え去ったかと思えるような、退屈で気が狂いそうな日々もあった。白と黒があれば、今はグレーゾーンか。30余年生きてて、初めての空間に身を置いている。グレーゾーンでは、楽ができるかと思いきや考えることがいっぱいで頭が痛い。いつかは、白か、黒の空間に行かなくてはならないのだから。

忙しいのがいいことなのか、心を亡くすのか、それはその人にしかわからない。
でも「今、忙しいから!」はやっぱり、哀しいよね…(根に持つ)。

投稿者 mori : 19:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

その女、疲労につき。

 2007年04月23日

男の40代、女の30代は働き盛り、というがさて、どうだろうか。

 30代のころよりも、仕事の可能性は広がる。しかし、反して体力は確実に落ちている。
女も一緒で、20代の時は仕事も遊びも、と24時間じゃ足りないほどだったが、30代になるといきなり疲労度が増す。だから30代前半に厄年がやってくる(病気になる確率が高いから厄年ってあんのね)。しかし、働き盛りっというのはしかりだ。体力のなさを気力でカバーできる技をいつの間にか身に付けているのである。

 先週のワタシは気力で一週間をフルで乗り切った。が、日曜日にダウン。体が動かない。休日には気力は動いてくれないのだ。ほんでもって、癒しにエステに行ったら、「すごいやせましたねえ」とお店の人々に言われ、やせた=やつれた?じゃにゃいのか?と体重計ったら5キロやせてた…!!
 エステのお姉さんいわく、「体を動かすよりも、脳を働かす方が人間ってやせるんですよ」とのこと。へ~。ダイエットしたい女性はニンテンドーDSを買えばいいのかな。ま、たしかにワタシは最近、左脳しか動かしておらず、左脳労働から開放された時にゃ、3歳児のような会話しかできなくなっている。バランス悪いのは、フリーの宿命だ。平日に気ままに温泉行けたりはするけどモ。

 さて、気力が勝負になってくる、中堅仕事世代。サラリーマン時代、徹底的に教育して、公私ともどもいつも一緒だった後輩が、先日30歳になった。それにギョッとした。だって、ワタシにとって彼女は「永遠の23歳」なのに。それを言ったら、彼女はこう言った。「私が28歳の誕生日を迎えた時に、一時代が終ったって思いました。30になる時よりも緊張しました。それはあなたが永遠の28歳だったから」。
 
 …今日からスクワットを始めたワタシです。

投稿者 mori : 21:03 | コメント (2) | トラックバック (0)