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2007年02月20日

さらば水ヶ江ラ店のオババ

20日のお昼。
洋々軒でラーメン・450円。
なんとはなしに、引っ掛かるものを感じて、洋々軒へ行ってみた。


前回のラーメンが、ちと考え込むものだったので、足が遠のいていたのだ。元ダレが強く、以前からの滋味哀愁な趣は微塵も感じられなかった。

その日は自宅に帰って、「佐賀軒の中華麺・1997年12月・佐賀新聞社」という、佐賀の麺好きにとってはバイブルと言ってもいいような本の、原寸大で掲載されている洋々軒のラーメンの写真を、感慨深く眺めた。

以下はその本からの一部引用。

「前途揚々」であることを願って開店し、三十四年。(中略) スープはあっさりした豚骨。脂が表面にうっすらと浮かぶ程度で、見た目も白っぽい。豚骨、鶏ガラ、ニンニク、野菜、リンゴなどを入れ、毎日煮込む。(後略)

この本の発売当時は、既に現店主のおばあちゃんが切り盛りしていたのだろうか。それともツレアイのおじいちゃんが存命だったのであろうか。

現店主の承継の事情等は、狛犬だっ!さんの情報が掲載された、あまおじさんのらーめん紀行洋々軒のページが興味深い。

今日のラーメンは、前回にもまして滋味哀愁なルックスとは正反対な表情をしている。まるで、しょうゆ豚骨のような色合い。食べてみると、案外整った味である。業務用スープに変えたのだろうか・・・・。

なんか無限大のうら悲しさが襲ってくる。

ここのおばあちゃんには今までに数多くの感激の一杯を提供してもらった。
感謝こそすれ、責める気持ちは微塵もない。ただ、なんとなくしんみりする。
そういえば、最近は客のオーダーを聞きなおすことが多くなっていたのだが、記憶力と共に出汁を取るノウハウも失くしてしまったのだろうか・・・・。

ごめん、おばあちゃん、ここに来るのは今日が最後だよ。

心の中でつぶやきながら、勘定と感情の清算を済ませ、引き戸を開け店外に出た。
最後のお別れの意味で、振り返ると暖簾の奥の貼り紙に気付いた。

2月一杯で閉店するらしい。


あー、そうなんだな。なんか複雑な気分で車に乗り込んだ。そう言えば今日はいつにも増してお客さんが多かったな。
みんな「お別れ」をしに来ていたのかな。

丁度二年前の再来軒の閉店の顛末とは随分違うけど、またもや私は、「がばいうまいラーメンをありがとう、佐賀のばあちゃん」と人知れずつぶやく事しか、なす術はないのである。


■洋々軒関連過去ログ
2006/05/22
2006/05/31
2006/06/12
2006/06/15
2006/07/15
2006/07/17
2006/08/19
2006/12/07


私の心の中で記憶の中で、再来軒と共に洋々軒は、永久に開店しています。

ほんとに多謝。お元気で。

投稿者 imagine : 2007年02月20日 18:56

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コメント

昨年、食べておいて、よかったです。
ラーメンは諦められますが、漬物を食べら
れないのが、残念です。

投稿者 チャンポン仮面 : 2007年02月21日 09:40

チャンポン仮面さん、どもです。
食べられた時は、いいデキだったのでしょうか?
旨い時は、ほんとに唸るラーメンでした・・・。

サービスの漬物や冷奴が、蛇足に感じるほどに。

投稿者 imagine : 2007年02月22日 19:23

昨年の5月に食べました。スープに歴史の片鱗は
感じましたが、凄みは感じませんでした。

ところで、3月31日は、仕事が入らなかったら、
久留米から自転車で駆けつけます。

投稿者 チャンポン仮面 : 2007年02月23日 11:16

まっ、凄みは昔からなかったかも。
しんみりはありましたがw

3月31日の「cantabile,oto session」は是非に!
お待ちしております。

投稿者 imagine : 2007年02月24日 08:30

2月の始めに食べに行った時、何か麺がすすりにくいなと思ったら5、6本の麺がダマになってました。ばぁちゃんだから仕方ないなと思いつつヤワ麺を食べ会計時に久しぶりだったので勘定を聞くと何か独り言の様に450円とご飯100円で・・・と計算もおぼつかない様子でした。貴殿のブログを見て閉店との事、26日に行ってきました。相変わらずの時間が止まった様な店内、麺揚げしてからチャーシュウを4枚切ったりしての何とも言えない手際の悪さ(この店、このバァちゃんだから許せるのだが)ご飯は先にもらっているのにラーメンを出された後、ご飯もやったねと聞かれたり・・・確かに引き際にきてたんですね。個人的に好きなラーメン屋さんだったので残念ですがここのラーメンを食べられた事は良い思い出になりました。つまらんコメントすみません。これからも貴殿のブログ拝見させて頂きます。楽しいブログ期待しております。
頑張って下さい。

投稿者 東京人 : 2007年03月01日 08:19

東京人さん、はじめまして。

確かに去年ぐらいから、うーんと唸る状態でしたよね・・・。
あのばあちゃんのなんとも言えない上品というか、やわらかい物腰というか、天然系具合には癒されました。冷奴と漬物にも。

美味かったときの滋味具合はたまらんかったな~。
次は、女子高前のあのお店や神崎駅付近の例のお店あたりが心配です・・・・。

これからもよろしくお願いします。
なんか情報等あれば是非に!!

投稿者 imagine : 2007年03月01日 13:29

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