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生産高、品質ともに日本一!
有明海は海苔のゆりかご。

 2008年12月01日

有明海 毎朝の食卓に欠かせない食べ物といったら-?海苔、納豆、卵…。私たちが日々、親しんでいる海苔。実は、ここ佐賀県が全国で生産高トップ、そして有数の高級海苔の産地なんです。それもこれも佐賀南部・有明海が生み出した逸品。有明海は“海苔のゆりかご”と言われるほど、海苔養殖に適した土壌。有明海にズラ-ッとノリヒビといわれる竿が並ぶ光景は、佐賀の初冬の風物詩。あらためて海苔の素晴らしさをひも解いてみましょう。


海苔さまざま。独特なうまみと美しい緑色の佐賀海苔。

日本で生産される海苔の枚数は1年で約95億枚。その中で佐賀県では約18億枚生産されています。数字から見て、まぎれもなく海苔の生産高は全国一といえますね。また、忘れてはいけないのがその品質。今月の店主訪問記「佐嘉の絲」の吉本さんがおっしゃっていたように、佐賀産海苔は贈答用などの高級海苔として定評が高く、その品質も全国一と言ってもはばかりません。海苔の生産は、日本海側、瀬戸内海側、有明海側、と大きく3ヶ所に分けられ、“黒々としていてツヤのある”見た目が美しい海苔は瀬戸内海産海苔の特徴。佐賀・有明海産海苔は、ツヤのある黒褐色をしていますが、日に透かすと美しい緑色をしていて、火を通すと一瞬で緑色に変わるのが特徴です。口に含めば柔らかく、とろけるような甘さ、のどをスッと通り過ぎるのどごしの良さ…。

美味しい海苔の秘密はすべて有明海の土壌にあります。九州四県に囲まれた有明海は方々の山、川から栄養分がたっぷり含まれた水と土砂が流れ込み、広大な干潟がつくられています。また、外洋の海水と川から流れてきた真水が潮の流れで程よい塩分濃度にミックスされ、海苔づくり、また有明海にしか生息しないという、ムツゴロウやワラスボなど珍しい生物の生態系をつくる土壌となり得ているのです。一番の特徴は約6mという干潟の干満の差。海中に固定した海苔網が自然に一日一回、日に当たり、海にもぐり…という繰り返しから、有明産海苔の独特なうまみをつくり出していくのです。
海苔生産は、毎年11月から始まり、翌年の4月末までの約半年間続けられます。この半年間に、生産された海苔を海苔販売業者が、生産期間中に行なわれる入札によってすべて買い上げ、品質の劣化を防止するため、乾燥したり、冷蔵庫保管したりして必要数量だけを商品に製造し、1年間に渡り販売するのが現在の流通の仕組みになっています。

2月6日は「海苔の日」。海苔って日本だけの食べ物…!?

 当たり前のように食卓に登場する海苔ですが、実は海苔…すしブームもあり、外国では訳しようがなく「NORI」で通じるそう。日本の他、韓国、中国、イギリス、ニュージーランド、アメリカでも生産は行ってますが、その品質は歴然の差!
日本では奈良時代あたりから、「海苔」として親しまれてきたようです。海藻の加工品としては古来からあったようですが、ヒジキなどの海藻のねばり気を接着剤に使っていたこともあり、「糊」→「海苔」と名前が定着したと考えられています。海苔は古くから貴重な食品として食べられてきました。大宝元年(701年)2月6日に制定された「大宝律令」により、大宝2年から諸国指定産物になり、年貢(当時の租税)の対象産物に取り入れられた歴史から、海苔生産団体では、毎年2月6日を「海苔の日」と決め、全国で海苔消費の拡大をはかるイベントなどを開催しています。

海苔にも等級が!「新・美味しい海苔」の評価基準。

有明海の海苔 国産牛に等級(ランク)があるのはもうご存知ですよね。もちろん、佐賀産和牛が全国でもトップランクということも…。なんと、海苔にも等級があるんです。今までは、色やツヤ、形でランクは決められていましたが、2007年4月に佐賀県有明海漁業協同組合が新しい海苔の「美味しさ」の評価基準を定義。海苔生産日本一の実績と評価、健康志向の風潮から、「新・美味しい海苔」のルールを新たに定めました。
 まず「味」…うまみのもととなるタンパク質含有量が50%以上であることや、香りレベルが“優”以上のものであること等、さまざまな検査で測定します。また「姿」…色、ツヤ、形を熟練のマイスターたちが100以上の細かく分類された規格・品質区分から選別します。そして「育ち」…育成記録により、素性が明らかなものであることはもちろん、一番摘み(秋ノリ・冬ノリの2回のみ)であること、ひと網300枚以内、品質の高い若芽の海苔だけを厳選して摘んだものであること…などから、優等、特等、1等~7等まで等級が決められるのです。
 海苔の名産地・佐賀県。等級は定かではなくても、一般にスーパーで売られている海苔でも他土地よりも、高品質なのは確か。それを日常で、学校の給食などで当たり前のように食べられるなんて…他の農産品も一緒。佐賀県民は味にこえている、とよく言われることですが、それが日常だから当たり前といってもいいですね!他県者から見たら、実にぜいたくで、幸せのことのように思えるんですが…。これを機会にあらためてふるさとの食の素晴らしさを見直してみてはいかがでしょうか?

栄養の宝庫・海苔パワーで毎日元気!

 一枚(約20cm四方)の海苔には、卵20個分の栄養分が含まれているという海苔。その栄養分には目を見張るものがありますよ。

●食物繊維
便秘を防ぎ、コレステロールの上昇を防ぎます。また、糖尿病や大腸ガンを予防。海苔に含まれる食物繊維は野菜とは少し異なっていて、胃や腸の壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を行い、細菌による腸内でのビタミン合成にも役立ちます。
●タンパク質
身体のあらゆる部分をつくるタンパク質。血中コレステロールを下げる効果が高く、ワカメの約3倍、昆布の約5倍が海苔1枚に含まれています。
● カルシウム
骨や歯をつくり、神経や筋肉の働き、血液の凝固などにも力を発揮。加齢による骨そしょう症、またストレス解消、筋肉疲労の回復にも役立ちます。
●タウリン
悪玉コレステロールを減らしたり、高血圧、血管障害、脳血栓などの脳疾患、心筋梗塞、心不全に効果があるといわれています。また二日酔い、慢性肝炎、白内症、糖尿病に効果的です。
● ビタミン
ビタミンB1は豚肉の1.5倍、卵の約14倍、いわしの約30倍。ビタミンB2は牛乳の22倍、卵の12倍という豊富な含有量。ビタミンCもレモン、トマトより多く含まれています。
● カロチン
体内に入ってビタミンAに変わります。目に良く、肌のカサつきや風邪に対する抵抗力をつける力を持っています。
●アミノ酸
美容成分といわれるアミノ酸。海苔においては「うま味」の成分であり、皮膚のツヤを保ち、体内の新陳代謝を促す作用があります。

 あらためて、日本食って素晴らしいと思わせますね!食事にももちろん、おやつにもお酒のおつまみとしても楽しめる海苔。これからも、口にも体にも美味しい海苔ライフを満喫して、家族みんなで元気に過ごしましょう!

投稿者 さがファン : 2008年12月01日 18:27

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