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冬の太良町ドライブで身も心もほっくほく!ミルクロードを走ろう。
2008年12月25日
山の幸あり、海の幸あり。佐賀には美味しい食がいっぱい!その中でも、冬場に注目を浴びるのはそう、カキです!佐賀県・最西南部、太良町のキャッチコピーは「月と引力が見える町」。緑豊かで雄大な多良岳を囲むように、広がる優美な有明海。この山海そろった町では、数々の農産物はもちろん、山の代表は冬みかん、海の代表は冬ガキ。竹崎ガニや温泉、潟遊びなどグルメも遊びも魅力盛りだくさんの太良町は、今からが本場です!
海沿いの国道にズラリと並ぶカキ焼き小屋
有明海沿いの国道207号線。ドライブしているだけでも心洗われる、美しい自然の風景もさることながら、冬場の休日ともなるとこの国道が、県内外からの観光客の車で行列ができるのです。それも、この国道がカキ焼き街道に変身するから。10月中旬から、翌年4月頃まで、10数軒のカキ焼き小屋が並び、カキはもちろん、有明海でとれたての海産物を好きなだけ炭火の焼き台で焼いて、いただくスタイル。寒~い冬も炭火の暖かさと都会では食べられない海の幸の美味しさに、身も心もほっくほく!
ほとんどが地元・太良町でとれた養殖ガキですが、お土産どころにはお隣・長崎県、佐世保産、佐賀のもう一つの海、玄海灘産ガキも並びます…が見たところ、太良町のカキがダントツに大きい!4年前ほどにカキ養殖が本格的に始まってから、一気に有名になったカキ焼き街道~通称・ミルクロード。今年は大出来だとか。そのカキの一番美味しい時期は、12月~2月末頃というのだから、まさにこれからがシーズンですね!
グルメ目的だけに、出歩く価値あり!
通称“海のミルク”と呼ばれるカキ。炭火の焼き台に10cmあまりの大きさのカキを並べて待つこと数分…パカッと貝の口が開き、アツアツのカキを軍手とトングを使ってふたを開けると、ぷりっぷりの大きな身がスープに埋まってる!ナイフを使って身を取り出し、口に入れると、この弾力!身がギッシリ詰まって、味付けをしなくても自然海の塩味が利いています。身を食べた後は、貝の皿にたまったスープをチュッとひと飲み。甘くて美味し~い!カキ焼き小屋でいただく時は、服が汚れないようにエプロンを用意してくれているお店も。エプロン、軍手、トング、ナイフ、お皿…とセルフサービスで選び、あとは豪快に炭火で焼くだけ。食べた後は、焼き台下のバケツに殻をどんどん捨てていきます。気になるお値段は…大体が約1kgでなんと1000円!かごに10数個入ってくるので、2人でも500円。食べ足りない時は、途中で追加もできます。これ、福岡の都心の居酒屋で頼んだら2個で800円はしますよ…(本当です)。
有明海は冬でも熱を持っているので(海水温度約20℃)、冬の海は寒い、と思われがちですが、実は暖かいとか。一年中温暖で、海特有のミネラルが潮風と共にのってくる山ではみかん栽培が盛んで、最大干満差約6mの有明海特有の土壌が、高品質なカキを育ててくれます。なぜ、“海のミルク”と呼ばれるのか…って?冬場は海水の温度が下がることで、カキの持つ栄養成分が蓄積されていき、身が大きく、美しい白色になるのです。また、カキは栄養成分がたっぷり!ミネラル分(鉄・グリコーゲンなど)が豊富で、疲労回復に貧血、そして女性の皆さんには嬉しい美容効果も…。カキ焼き街道~通称・ミルクロード。グルメのためだけに、ドライブする価値大ですよ。ロケーションも抜群!
またの機会に…?竹崎ガニに温泉、よくばりドライブ
太良町はカキだけではありません!カキよりも知名度が高いのが、竹崎ガニ。1年通していただける太良町の特産で、有明海のワタリガニの一種です。季節によって違う味が楽しめるのも、竹崎ガニの魅力。夏、食べられるのはサッパリとした、淡白な味わいのオス蟹。そして現在、冬、食べられるのは甘くて、濃厚でコクのある味わいのメス蟹。太良町のほとんどのお店や宿泊場でいただけます。
また、太良町には温泉スポットも。「たら竹崎温泉」はナトリウム炭酸水素塩泉。サッパリとした浸かり心地で無色透明、少し塩味がする温泉です。露天風呂の眼下には雄大な有明海。視界いっぱいに広がる有明海を眺めながら温泉に浸かっていると、まるで有明海と一体化した気分に!なんか、ちょっと不思議な感覚が味わえますよ。
太良町には、キャンプ場や海水浴場もあり、多良岳トレッキングなど大いに自然を楽しむこともできます。道の駅「たらふく館」には、あれもこれも、とお土産袋がいっぱいになりそうな地元産の美味食が一斉に揃っています。太良町のお隣、鹿島市では、初夏から潟遊びができるなど、とても1日じゃ、魅力を満喫できそうにない…?
佐賀市中心部から車で約1時間余り。有明海の干満の差をうたった、インパクトのあるキャッチコピー「月と引力が見える町」太良。これからは一番寒さが厳しくなる季節。でも、家にこもってないで、冬でもあったか気分になれる太良町へ、車を走らせてみませんか-?
投稿者 さがファン : 15:05 | コメント (0) | トラックバック
生産高、品質ともに日本一!
有明海は海苔のゆりかご。
2008年12月01日
毎朝の食卓に欠かせない食べ物といったら-?海苔、納豆、卵…。私たちが日々、親しんでいる海苔。実は、ここ佐賀県が全国で生産高トップ、そして有数の高級海苔の産地なんです。それもこれも佐賀南部・有明海が生み出した逸品。有明海は“海苔のゆりかご”と言われるほど、海苔養殖に適した土壌。有明海にズラ-ッとノリヒビといわれる竿が並ぶ光景は、佐賀の初冬の風物詩。あらためて海苔の素晴らしさをひも解いてみましょう。
海苔さまざま。独特なうまみと美しい緑色の佐賀海苔。
日本で生産される海苔の枚数は1年で約95億枚。その中で佐賀県では約18億枚生産されています。数字から見て、まぎれもなく海苔の生産高は全国一といえますね。また、忘れてはいけないのがその品質。今月の店主訪問記「佐嘉の絲」の吉本さんがおっしゃっていたように、佐賀産海苔は贈答用などの高級海苔として定評が高く、その品質も全国一と言ってもはばかりません。海苔の生産は、日本海側、瀬戸内海側、有明海側、と大きく3ヶ所に分けられ、“黒々としていてツヤのある”見た目が美しい海苔は瀬戸内海産海苔の特徴。佐賀・有明海産海苔は、ツヤのある黒褐色をしていますが、日に透かすと美しい緑色をしていて、火を通すと一瞬で緑色に変わるのが特徴です。口に含めば柔らかく、とろけるような甘さ、のどをスッと通り過ぎるのどごしの良さ…。
美味しい海苔の秘密はすべて有明海の土壌にあります。九州四県に囲まれた有明海は方々の山、川から栄養分がたっぷり含まれた水と土砂が流れ込み、広大な干潟がつくられています。また、外洋の海水と川から流れてきた真水が潮の流れで程よい塩分濃度にミックスされ、海苔づくり、また有明海にしか生息しないという、ムツゴロウやワラスボなど珍しい生物の生態系をつくる土壌となり得ているのです。一番の特徴は約6mという干潟の干満の差。海中に固定した海苔網が自然に一日一回、日に当たり、海にもぐり…という繰り返しから、有明産海苔の独特なうまみをつくり出していくのです。
海苔生産は、毎年11月から始まり、翌年の4月末までの約半年間続けられます。この半年間に、生産された海苔を海苔販売業者が、生産期間中に行なわれる入札によってすべて買い上げ、品質の劣化を防止するため、乾燥したり、冷蔵庫保管したりして必要数量だけを商品に製造し、1年間に渡り販売するのが現在の流通の仕組みになっています。
2月6日は「海苔の日」。海苔って日本だけの食べ物…!?
当たり前のように食卓に登場する海苔ですが、実は海苔…すしブームもあり、外国では訳しようがなく「NORI」で通じるそう。日本の他、韓国、中国、イギリス、ニュージーランド、アメリカでも生産は行ってますが、その品質は歴然の差!
日本では奈良時代あたりから、「海苔」として親しまれてきたようです。海藻の加工品としては古来からあったようですが、ヒジキなどの海藻のねばり気を接着剤に使っていたこともあり、「糊」→「海苔」と名前が定着したと考えられています。海苔は古くから貴重な食品として食べられてきました。大宝元年(701年)2月6日に制定された「大宝律令」により、大宝2年から諸国指定産物になり、年貢(当時の租税)の対象産物に取り入れられた歴史から、海苔生産団体では、毎年2月6日を「海苔の日」と決め、全国で海苔消費の拡大をはかるイベントなどを開催しています。
海苔にも等級が!「新・美味しい海苔」の評価基準。
国産牛に等級(ランク)があるのはもうご存知ですよね。もちろん、佐賀産和牛が全国でもトップランクということも…。なんと、海苔にも等級があるんです。今までは、色やツヤ、形でランクは決められていましたが、2007年4月に佐賀県有明海漁業協同組合が新しい海苔の「美味しさ」の評価基準を定義。海苔生産日本一の実績と評価、健康志向の風潮から、「新・美味しい海苔」のルールを新たに定めました。
まず「味」…うまみのもととなるタンパク質含有量が50%以上であることや、香りレベルが“優”以上のものであること等、さまざまな検査で測定します。また「姿」…色、ツヤ、形を熟練のマイスターたちが100以上の細かく分類された規格・品質区分から選別します。そして「育ち」…育成記録により、素性が明らかなものであることはもちろん、一番摘み(秋ノリ・冬ノリの2回のみ)であること、ひと網300枚以内、品質の高い若芽の海苔だけを厳選して摘んだものであること…などから、優等、特等、1等~7等まで等級が決められるのです。
海苔の名産地・佐賀県。等級は定かではなくても、一般にスーパーで売られている海苔でも他土地よりも、高品質なのは確か。それを日常で、学校の給食などで当たり前のように食べられるなんて…他の農産品も一緒。佐賀県民は味にこえている、とよく言われることですが、それが日常だから当たり前といってもいいですね!他県者から見たら、実にぜいたくで、幸せのことのように思えるんですが…。これを機会にあらためてふるさとの食の素晴らしさを見直してみてはいかがでしょうか?
栄養の宝庫・海苔パワーで毎日元気!
一枚(約20cm四方)の海苔には、卵20個分の栄養分が含まれているという海苔。その栄養分には目を見張るものがありますよ。
- ●食物繊維
- 便秘を防ぎ、コレステロールの上昇を防ぎます。また、糖尿病や大腸ガンを予防。海苔に含まれる食物繊維は野菜とは少し異なっていて、胃や腸の壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を行い、細菌による腸内でのビタミン合成にも役立ちます。
- ●タンパク質
- 身体のあらゆる部分をつくるタンパク質。血中コレステロールを下げる効果が高く、ワカメの約3倍、昆布の約5倍が海苔1枚に含まれています。
- ● カルシウム
- 骨や歯をつくり、神経や筋肉の働き、血液の凝固などにも力を発揮。加齢による骨そしょう症、またストレス解消、筋肉疲労の回復にも役立ちます。
- ●タウリン
- 悪玉コレステロールを減らしたり、高血圧、血管障害、脳血栓などの脳疾患、心筋梗塞、心不全に効果があるといわれています。また二日酔い、慢性肝炎、白内症、糖尿病に効果的です。
- ● ビタミン
- ビタミンB1は豚肉の1.5倍、卵の約14倍、いわしの約30倍。ビタミンB2は牛乳の22倍、卵の12倍という豊富な含有量。ビタミンCもレモン、トマトより多く含まれています。
- ● カロチン
- 体内に入ってビタミンAに変わります。目に良く、肌のカサつきや風邪に対する抵抗力をつける力を持っています。
- ●アミノ酸
- 美容成分といわれるアミノ酸。海苔においては「うま味」の成分であり、皮膚のツヤを保ち、体内の新陳代謝を促す作用があります。
あらためて、日本食って素晴らしいと思わせますね!食事にももちろん、おやつにもお酒のおつまみとしても楽しめる海苔。これからも、口にも体にも美味しい海苔ライフを満喫して、家族みんなで元気に過ごしましょう!
