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今が旬です!オレンジ色の幸せを食卓に-
みかん、イロいろ。
2008年10月31日
家族が囲むこたつのテーブルには、オレンジ色のみかん…。そんな風景が恋しくなる季節ですね。私たちがいつもいただいている「みかん」は柑橘系の一種。日本特有のみかんは、九州、ここ佐賀での生産が全国の中でも、とても多いと知っていましたか?
今回はみかん、イロいろ。普段何気なく食べているみかんから、九州を代表するみかんブランドまで、主なみかんたちをご紹介。マメチシキも忘れずに読んでくださいね!
「こたつみかん」=「温州みかん」。うんしゅう…って何?
全世界に何千とあるみかんの仲間=柑橘(かんきつ)類。その中でも、日本特有の「みかん」が最初に広まったのは「紀州みかん」です。現在、みかんの生産高トップは和歌山県、次いで愛媛県、そして静岡県、と太平洋側、瀬戸内海側と海に面した、穏やかな土壌で育ちやすい温州みかんですが、ここ、佐賀では今月の「店主訪問記」の早津みかん園さんのように、有明海側・太良町でみかん栽培が多く行われています。
さて、その紀州みかんは、約800年前に中国原産の小みかんが、現在の熊本県八代市に伝わったのが元とされています。やっぱり…!?九州がみかん発祥の地だったんですね。それが、現在の和歌山県(紀州)に移植され、一大産業に発展したので「紀州みかん」と名づけられました。私たちが、普段食べているみかんは「温州(うんしゅう)みかん」という種類のもの。元々は中国浙江省の温州という土地が、柑橘類の名産地であったということからこの名前が命名され、遣唐使が中国から種を持ち帰ったといわれていますが、日本原産種と推定されています。その中でも一般的に鹿児島県原産とされることが多く…あっ、また九州ですね!
そう、みかんは寒さに弱いのです。温州みかんは関東以南の暖地で栽培されています。温州みかんの中にも種類がたくさんあり、そのみかんたちのほとんどが、どこかの農園の木から偶然発見され、育てられたものであり、それが、農林水産省の果樹試験場で認められ、ブランド名が命名されます。ちなみに、「早津みかん園」さんの人気商品「おひさまおれんじ」の種類(品種名)は「盛田温州」。みなさんに親しんでいただくために、一般公募でつけられた商品の名前で、みかんのブランド名とは違うんですよ。
早生温州
10月から12月にかけて収穫。まさに、今ごろとれる時期のみかんです。少し固めで青みがかっていて、収穫後、置いておけば甘みと色が変わっていくのが楽しめます。
中生温州
11~12月頃に収穫。最もポピュラーなみかん。甘みが増し、色が濃く、熟した美味しさを味わえます。
普通温州
1月以降に収穫。青島みかん(宮崎)など特に遅く出荷されるものは、「晩生温州」と呼ばれています。
九州はみかんの産地!一体誰が親…?
みかんの種類は、農林水産省が管轄する、各地の果樹試験場で決められます。いろんな品種をかけ合わせ、より美味しく、新しい種類のみかんを…!と創られた独特なみかんたち。九州出身も多いんですよ~。
<熊本代表>
- 「デコポン」
- 頭(デコ)がポコッと飛び出たユーモラスな形の「デコポン」。大ぶりな実と甘さが美味しいですよね。こちらは、昭和47年に「清見」と「ポンカン」をかけあわせて出来たもの。つまり、清見とポンカンが親になるわけです。品種名は「不知火(しらぬい)」。デコポンはブランド名(登録商標名)。「さがファン」をご覧の方ならおわかりと思いますが、「佐賀牛」がブランド名(JA佐賀が認めた和牛)、「佐賀産和牛」が品種名、といったらわかりやすいでしょうか…?
その「不知火」のうち、一定の基準をクリアしたものだけが「デコポン」と名乗ることができ、その生産量のほとんどが熊本県が占めます。
その親たちは…?
- 「清見」
- 美しい球形でツルツルのオレンジ色がまぶしい清見は、清見オレンジと呼ばれることが多いですが、正式には「清見タンゴール」と言います。温州みかんと外国産のトロビタオレンジをかけあわせたもので、静岡の果樹試験場でつくられました。近くの清見潟という土地に由来して、この名がつきました。
- 「ポンカン」
- 原産地はインドのスンタラ地方。東南アジア諸国や中国南部で広く栽培され、明治中期、日本に伝わりました。日本では、鹿児島、熊本、愛媛、高知などで主に栽培されています。
<熊本・八代代表>
- 「晩白柚(ばんぺいゆ)」
- 柑橘類の王様と呼ばれるのは、そのドッジボール程の大きさから。通称・ジャンボグレープフルーツ。ザボンの一種で、晩生、果肉が白い、中国語で“丸い柑橘”という意味の「柚」からこの名がつけられました。香りがとても良く、保存性が高いので、観賞用として1ヶ月ほど部屋に置いておくと、いい香りが広がり持続します。果汁がたっぷりで、皮をザボン漬けのように砂糖で煮るとおいしくいただけます。
<宮崎代表>
- 「金柑(きんかん)」
- 小さくコロッとしたかわいらしい姿。そのまま食べるより皮のまま砂糖・ハチミツ漬け、甘露煮にすることが多く、のどの痛みに良いとして昔から民間薬として親しまれてきました。鑑賞用として愛でられることも多く、宮崎では金柑のブランド「たまたま」が有名です。一定の基準(糖度18度、直系3.3cm以上)をクリアした寧波金柑という品種が「たまたま」を名乗ることができます。名前がかわいいですね。
<大分代表>
- 「甘夏みかん」
- 通称・夏みかん。3~5月に収穫されるちょっと酸っぱい(糖度10度程)のが特徴。黄色くて、大きめで皮が厚く、房の皮をむいて食べると口の中にさわやかさが広がります。正式名称は「川野なつだいだい」。昭和10年ごろ、大分県津久見市の川野豊さんのみかん園で、夏だいだいの異変種として発見されました。実ができ、収穫までの期間が長く、秋、10月頃から実に色がつきはじめ、食べごろの初夏になるまでずっと放っておくんですよ。
みかん、マメチシキ。さあ、みかんを買いに行こう!
さて、みかんがより身近に感じられてきたのではないでしょうか…?みかんにはビタミンCがたっぷり。みかん2個で1日分に必要なビタミンCをカバーします。実の中の袋の皮も食物繊維がいっぱい。便秘にもGOODですよ。また、残ったみかんの皮ですが、この皮の裏、白い部分は油を吸収する役割を持っています。捨てずに、料理をした後のフライパン、鍋などをみかんの裏皮で拭くと、油汚れがキレイにとれ、あとは水洗いでサラッ!!ぜひ、試してみてくださいね。
あとは、おいしいみかんの選び方。味は好き好きですが、オレンジ色が濃く、皮がつるつるしているみかんがオススメ。また、時期によって味が違ってきます。10月は少し酸っぱめ、11月は酸っぱめと甘さが同居しており、12月は完熟して、糖度が高く(甘く)、コクのある味わいが楽しめます。店主訪問記で早津さんがおっしゃっていましたが、最近ではみかんにツヤを出すためのワックスをかけない“ノーワックス”のみかんも増えてきました。ワックス自体には、体に害はないのですが、ツヤツヤワックスがけみかんも、ノーワックスみかんにも味に差はありません。これは、マメチシキ、というまでで…。
それでは、皆さん、美味しい冬のみかんライフを楽しんでくださいね!!
投稿者 さがファン : 2008年10月31日 22:44
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